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コースタル・オタゴ地方とダニーデン

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コースタル・オタゴ地方とダニーデン

ダニーデンの公園にある女性の像 南海のエジンバラと呼ばれる、オタゴ(Otago)地方の中心都市であるダニーデン(Dunedin)hは、スコットランド移民によって開拓された街です。

1860年代に中央オタゴ地方で金が発見されたのを機に、都市として急成長し、毎年春にはスコティッシュ・ウイーク・ダニーデンのお祭りが催され、スコットランド民謡で活気づきます。

コースタル・オタゴ(Coastal Otago)=オタゴ地方の沿岸部は野生動物の宝庫で、ペンギンやアルバトロス(アホウドリ)などの希少動物にも出遭えます。

※スコティッシュ・ウイーク・ダニーデン(ホームページ)
http://www.otagocaledonian.org.nz

ダニーデンへのアクセス

ダニーデン地方の地図 飛行機では、ジェットスター航空がオークランドから、ニュージーランド航空が、クライストチャーチや、オークランド、ウエリントンからの直行便を就航しています。

長距離バスは南島の主要都市からインターシティほか、数社が運行しています。

又、クイーンズタウンからはバスとタエリア鉄道を利用してダニーデンに来ることもできます。

※タエリア鉄道については、下記の ‘郊外の見所’ 参照。

※ニュージーランド航空、主要バス会社については ‘ニュージーランド国内交通’ のページ参照。

ダニーデン市内の見所

ダニーデンの町の入り口にある看板 ダニーデン市内には、ゴールドラッシュによってもたらされた富によって造られた、エドワード朝様式やビクトリア朝様式、ゴシック様式の建物が至る所に見られ、夜にはライトアップされ、より一層魅惑的な雰囲気に包まれます。

また、‘セント・クレア・ビーチ’ では、ビーチ横に一年中泳げる海水の温水プールもあり、地元の人だけでなく、観光客にも人気です。

スコティッシュ建築物(Scottish buildings)

ダニーデンのiサイトが入っている建物

19世紀後半から、20世紀にかけて建てられたスコットランド風の歴史的建造物が、市の中心のオクタゴンから徒歩圏内に点在しています。

セント・ポール大聖堂

ダニーデンのセント・ポール大聖堂の正面

市の中心、オクタゴンに建つセント・ポール大聖堂(St. paul's Cathdral)は、アングリカン(英国国教)教会で、1915~19年に、ネオゴシック様式でオアマル産の石材のライムストーンで建てられています。

市議会議事堂

セント・ポール大聖堂の北隣に建つのが市議会議事堂(Municipal Chambers)で1880年に建築され、1989年修復されています。

1階には観光案内所が入っているので、最初にここで情報を入手してから観光されるのもいいでしょう。

ダニーデン駅舎

オアマルストーンで建てられたダニーデン駅舎

オクタゴンから東へ約500mのところにあるダニーデンの駅舎(Dunedin Railway Station)は、城塞のような重厚さと美しさの両方を感じさせてくれる建物で、1904~07年に建てられ、内部も一見の価値があります。

オタゴ大学

オタゴ大学の桜の木と校舎

オクタゴンから北へ約1Km歩くと、1869年開学という、ニュージーランドで最初に創られたオタゴ大学(University Otago)に着きます。

時計塔は1878年に建てられたゴシック建築で必見です。

オタゴ男子高校

オクタゴンから西へ約700m、急な坂道を上って行くと、高台に見えてくるのが1884年建築の由緒ある男子校(Otago boys High School)で、敷地内への立ち入りは出来ません。

ファースト教会

ファースト教会

オクタゴンの外周道路の南東に建つファースト教会(First Church)は、ネオゴシック様式のプレズビテリアン(長老派)教会で、1873年に建てられ、尖塔の高さは54mあります。

道路より一段と高いところに建っているため、道から見上げる尖塔は、空を突き刺さんとばかりで、見る者を圧倒します。

オタゴ博物館(Otago Museum)

オタゴ大学の西隣の大きな建物がオタゴ博物館で、マオリ文化を紹介するタンガタ・フェヌア・ギャラリーではマオリのカヌーも展示されています。

また、すでに絶滅した巨鳥‘モア’やペンギンなど、国内の野生生物について、生態を説明したコナーもあります。

キャドバリー・ワールド(Cadbury World)

キャドバリー・ワールドの写真

キャドバリー・ワールドとは英国御用達として知られるイギリスのチョコレートメーカー、キャドバリー社の見学施設のことで、チョコレートの製造工程などをツアーガイドと共に見学することが出来ます。

※キャドバリー・ワールド(ホームページ):http://www.cadburyworld.co.nz

オルベストン邸(Olveston House)

ロンドンの建築家、アーネスト・ジョージの設計によるもので、貿易商の私邸として1904~06年にかけて建てられ、イギリス王ジェームズ1世時代のスコットランド建築の特徴をもつ外観が特に見事です。

内部にはアンティークな家具や食器、絵画などもありガイド付きツアーで見学できます。

※オルベストン邸(ホームページ):http://www.olveston.co.nz

ダニーデン植物園(Dunedin Botanic Garden)

オタゴ大学の北にあるのが、ニュージーランド最古の植物園 ‘ダニーデン植物園’ で、姉妹都市である北海道小樽市によってデザインされた日本庭園もあり、休日には地元の人々で賑わいます。

この植物園は、無休、無料で、丘陵地にある展望台 ‘ブラッケンズ・ビュー(Brackrn's View)’ からは市街地が一望できます。

郊外の見所

オタゴ地方を流れる川 郊外には、海辺の町ならではの浜辺の見所の他に、‘マウント・カーギル’ と呼ばれる山にはウオーキング・トラックも整備されていたり、その他ユニークな見所もあります。

ボルドウィン・ストリート(Baldwin St.)

世界一急な坂

ユニークな見所の一つがボルドウィン・ストリートで、ノース・ロード(North Rd.)から住宅地に入る急勾配の坂道です。

‘坂道の傾斜角度が世界一である’ として、ギネスブックにも登録されており、坂の入り口にはツーリスト・ショップがあり、坂を登った認定書(A4サイズ、2ドル)を発行してくれます。

シグナル・ヒル(Signal Hill)

シグナル・ヒルのモニュメント

市内からノース・ロード(North Rd.)を走り、ボルドウィン・ストリートに行く手前のBlacks St.からシグナル・ヒル・ロード(Signal Hill Rd.)に入り終点。

標高393mの頂上部が展望台になっていて、オタゴ湾を見渡すことができ、展望台の中ほどには、ニュージーランドに置ける、イギリス統治100年を記念して、イギリスのエジンバラから贈られた自然石があります。

大型バスで観光客も訪れる展望台からは、山の牧歌的風景から、船が浮ぶ海へとの眺望はすばらしい。

タイエリ渓谷鉄道(Taieri Gorge Railway)

カーブを走る列車

タイエリ渓谷鉄道は、1879年から1990年まで市民の足として活躍した列車が、現在は鉄道ファンのみならず、多くの観光客が渓谷美を求めて、この列車に乗車します。

路線のほとんどが渓谷を走るため、眼前にダイナミックな岩肌が迫ったりと乗客を魅了し、鉄橋など景色の良いところでは一時停車してくれるので、写真撮影もできます。

発車時間や行き先は、季節や曜日によって変わり、ミドルマーチ行きは夏季のみで、ダニーデンから58Kmの所、プケランギ(Pukerangi)で停まる便もあります。

どちらの終点からもクイーンズタウンへの接続バスが運行されています。

※タイエリ渓谷鉄道(ホームページ):http://www.taieri.co.nz

オタゴ半島の見所

 ダニーデン市の東に突き出ているオタゴ半島は、海鳥や海洋生物の宝庫となっていて、街の近くで観察できる貴重な所となっています。

ただ、オタゴ半島では、バスはダニーデンとポートベロ(Portbello)の町間しか運行されていない為、ラーナック城を含め、各、見所まではずいぶんと距離があるので、レンタカーもしくはエコツアーに参加することをお勧めします。

※IS GLOBAL SERVICES(ホームページ):http://www.isglobalnz.com

ラーナック城(Lamach Castle)

オタゴ半島にあるラーナック城

ラーナック城は、ニュージーランド唯一のお城と言われ、厳密には銀行家ウィリアム・ラーナック氏の邸宅で、1871~74年にかけて、中世ヨーロッパのお城を模して建てられました。

オクタゴンから車で20分のところにあり、年中無休で、庭園や建物内を見学することができます。

※ラーナック城(ホームページ):http://www.larnachcastle.co.nz

ロイヤル・アルバトロス・コロニー(Royal Albatross)

オタゴ半島の先端にあるタイアロア・ヘッド(Taiaroa Head)と呼ばれる岬に、ロイヤル・アルバトロス(シロアホウドリ)のコロニーがあります。

ロイヤル・アルバトロスは両翼を広げると3mにもなる大きな鳥で、空中ではほとんど羽ばたかず、グライダーのように滑空して飛びます。

コロニー近くに観察小屋があり、30~100mの近さの距離で観察でき、レンジャーの案内によるツアーもあります。

※ロイヤル・アルバトロス・センター(ホームページ):http://www.albatross.org.nz

ペンギン・プレイス(Penguin Place)

ペンギンの写真

ニュージーランドのペンギン観察所の中で、一番近くで観察できる場所の一つが、ここ ‘ペンギン・プレイス’ で、イエロー・アイド・ペンギンを見ることが出来ます。

公的援助を一切受けず、入場料のみで運営をしており、見学者はガイドに従って見学コースを1時間半かけて回り、運がよければ数メートル先にいるペンギンに遭えるかもしれません。

※ペンギン・プレイス(ホームページ):http://www.penguinplace.co.nz

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