クルーズやジェットボートのほか、様々なアクティビティを楽しむことが出来、ツチボタル(グロウワーム)を観察できるティ・アナウ・ツチボタル洞窟もあります。
ティ・アナウとはマオリ語の ‘ティ・アナ・アウ(Te Ana-au)’ に由来し ‘雨のように水がほとばしる洞窟’ つまり地底に地下水が流れるティアナウ・ツチボタル洞窟を意味するといわれています。
ティ・アナウの見所
フィヨルドランド(Fiordland)
氷河の侵食によって出来た入組んだリアス式海岸は、手付かずの自然の宝庫となっており、タズマン海から吹きつける湿った風は、高い山に当たり、タズマン海側では、雪や雨を年200日以上降らせます。
ティ・アナウのツチボタル洞窟
ティ・アナウ湖の西岸にある、全長約6.7Kmの巨大な洞窟で、洞窟内にはグロウオームと呼ばれるツチボタルが生息しており、洞窟の一部と合わせて見学するツアーがあり、リアルジャーニーと言う会社が運営しています。
見学ツアーの予約は日本からもすることが可能で、48時間以内にリコンファームの電話を入れる必要があります。
見学には特別必要なものはありませんが、洞窟内を歩く為、頭を守る帽子や、サンドフライ(下記参照)予防に長袖、長ズボンをお勧めします。
予約は下記ホームページより。
※リアルジャーニー(ホームページ):http://www.realjourneys.co.nz
参加者は、ティ・アナウの町の桟橋から高速船に乗り約30分ほど乗船、対岸の洞窟入り口まで向かい、洞窟前で見学にあったっての注意事項と洞窟の説明を受けた後、洞窟内へはいります。
細い見学道を鍾乳洞などを見ながら、奥へ奥へと歩いて行き、途中ボートに乗り換えてツチボタルの生息地まで進みます。
洞窟にはいると話声や物音はたててはいけないことと、カメラ、ビデオの撮影は禁止です。は
やがて漆黒の闇の中に無数の青緑色の光が広がり、まるで夜空の星を見るごとくで、しばし言葉を忘れるほどです。
洞窟内の見学が終えると、リアルジャーニーのオフィイスでコーヒーなどの飲み物のサービスを受け、ツチボタルについて、スライドを見ながら説明を受けます。
それが終わると、来た時同様、ティ・アナウ湖の美しい景色を見ながら町へと帰ります。
ツチボタルが発光する様子は、洞窟内での写真撮影が禁止の為、お見せできませんので、ご自身の目で確かめて下さい。
ティ・アナウのマスの観察所
ティ・アナウの町の南のはずれにあるマスの観察所は、無料でマスの泳ぐ姿を観察できます。
緑に覆われたガーデンの地下に大型の水槽が埋め込まれていて、薄暗い闇の中で泳ぐブラウントラウトを間近に見ることが出来るセンターです。
ティ・アナウのワイルドライフ・センター
クイナの仲間で飛べない鳥 ‘タカヘ’ や ‘ウェカ’ 森林地帯に生息するフクロウの ‘モアポーク’ などの絶滅危惧種が人口飼育されている施設です。
特に ‘タカヘ’ は20世紀前半に絶滅したと見られていましたが、1948年マーチソン山脈で発見され、以後大事に保護されています。
フィヨルドランドには130羽程度飼育されていて、同センターには常時、数羽飼育されていますが、奥の林の中にいて見えないことも多いそうですが、入場は無料なので時間があれば行ってみるのもいいのでは。
サンドフライに気をつけて!
サンドフライ(Sand Fly)とは、サシチョウバエ(昆虫)のことで、種類によってはリーシュマニア症の病原菌を運ぶとみられる昆虫で、ニュージーランド各地に出没し、体長1~2mmの虫で吸血します。
刺されたあとのかゆみは強烈で、大きく腫れ上がり、かゆみが何週間も続くこともあります。
水辺を好むため、南島でもフィヨルドランド国立公園には多く、特にティ・アナウ湖周辺やミルフォ-ド・サウンドはサンドフライの名所と言っても過言ではありません。
対策は肌を露出した服装は避けることで、特に足回りを刺されることが多いので注意が必要で、刺されたらすぐかゆみ止めを塗りましょう。
虫除けスプレーは日本のものは効かないようなので、現地の薬局で ‘虫除けの薬(Insect Repellent)’ の購入をお勧めします。
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ティ・アナウへのアクセス
又、レンタカーなら、主な町にはレンタカー会社があるので、もより町の飛行場で借りるのもいいでしょう。
※バス会社、及び、レンタカー会社については、‘ニュージーランド国内交通’ のページ参照。