オーストリアのザルツカン・マーグート(https://muntan.info/austria/austria-date-6/)以来の長距離バスでの移動で、ロトルアからオークランド国際空港までのバスの旅になります。
途中マノカウ(Manokau)の町でオレンジバスに乗り換えますが、所要時間約4時間40分のバスの旅になります。
今日の予定は、ロトルア(Rotorua)→ハミルトン(Hamilton)→マヌカウ(Manukau)→オークランド国際空港までの行程です。
北島・バスの旅
バスの予約は日本からインターネットで予約しました。
午後1時20分発のバスは、大人2名分の料金は87.99NZドルですが、ゴールデン・エイジ(60+)ということで、2人59.99NZドル(インターネット予約手数料込み)と安く買うことが出来ました。
バスの乗車前にiサイトでチェック・イン、この時、「荷札が向こうのテーブルにあるので、預け荷物に付けてください。」と言われたのですが、どこにあるか分からず主人のところにもどると、「あそこにあるよ。」と指差します。
「エェー!」じーと座ったままの主人が見つけていて、「二人で一人前やな~」と笑いました。
オークランド行きのバスが入ってきたと声がかかったので並んで待っていると、休憩を終えた運転手さんが帰ってきて荷物をバスに積み込みますが、後ろの人から積むので私たちは最後になってしまいました。
バスに乗り込むと、前の乗車地からの人がすでに座っていて席はいっぱいで、主人とは前後して座ることができましたが、テレビの ‘こんなところに日本人’ という番組の中で、バスでの移動シーンが流れますがそのような満席の状態です。
ロトルアからいっしょに乗車した白人のご夫婦が、通路を挟んだお隣の席に座られていてご主人が主人に話しかけてこられたのですが、主人は英語が話せないと断っていました。
その方の奥さん私の斜め後ろに座られたのですが、満員のバスの中で鼻歌を口ずさんでましたが、日本ではちょっと見られない光景でした。
ロトルアを出発して20分くらい走ったでしょうか、対抗車線の車の数が見る見る増えて、渋滞が始まり、何十キロと思えるほど繋がっていました。
ニュージーランドのどこにこんなたくさん車があったのかと思えるくらいで、南島の田舎を旅してきた私たちは、どこかで祭りとか行事があるのかなと思いながら眺めていました。
ティラウ(Tirau)
ロトルアを出発するころには空は晴れ上がり、それ以降から5号線を北上、40分もバスに乗るとティラウの町に到着です。
ここには犬の形の1サイトがあって人気になっていて、ここからは29号線を北上することになります。
ケンブリッジ(Cambridge)
ケンブリッジの町はイギリス由来の名前なのか、町は緑が美しく、町の中心にある教会もステキです。
この町で主人の隣に座っていた男の子が降りたので、並んで座ることができました。
隣ではロトルアからいっしょの白人のご夫婦も並んで座れたようで、おじさんが良かったねと合図をしてくれました。
このご夫婦の会話をもれ聞いた主人は、「会話の中にチャイニーズという言葉が聞こえた。」そうで、バスにアジア系は私たちだけだったので、私たちのことを話し合っているようでした。
ハミルトン(Hamilton)
ケンブリッジから走ること約40分、ロトルアからは2時間ほど、トイレ休憩が20分ほどあるハミルトンの町に着きました。
この辺りでは大きな町のようで、トランスポート・センターの道を挟んだ向かい側には、店の壁一面に楽譜が書かれたミュージック・ショップがあったりしますが、なにか埃っぽい町です。
ハミルトンを出発してしばらく走ると、また対向車線の渋滞が始まり、前回以上の渋滞で、ほんと何があるのか気になりました。
私が以前すわっていた席に、ハミルトンから若い白人の女性が乗ってきたのですが、その女性がまぁよくしゃべることと言ったらなく、結局隣のマオリの女性が降りるまで1時間30分一人でしゃべり続けました。
最初はヒヤリングの勉強と思って聞いていると、家族のことからおじやおば親戚のことなど、たまにマオリの女性が相槌をいれていますが、一人でしゃべって一人で笑って、公共の乗り物の中でこんなしゃべる人はじめてでした。
ポケノ(Pokeno)
最初横に座っていた女性がこのポケノの町で下りたのですが、道行く人たちの多くがマオリの方のようで、町の雰囲気もケンブリッジの町などとは違うように感じます。
マヌカウ(Manukua)
バスは定刻より20分ほど遅れてマヌカウの町に到着、私たちと白人のご夫婦の2組がバスからおりました。
この方たちも大きなスーツケースを持っていたので、きっと空港へ行かれると思い、「空港行きのバスはここで待っていればいいですか?」と聞くと、奥さんが「予約表を出してみなさい。私たちと同じオレンジバスの番号が書いてあるでしょ。ここでいいのよ。」とちょっとじゃまくさそうに教えてくれました。
今度はご主人が「どこの出身?」と聞くので「日本人です。」と答えると、奥さんと目を合わせて「私たちはオーストラリアのメルボルンから来たんだよ。」と言われました。
私が「私の息子は4年前、1年間オーストラリアに住んでいました。」と話すとより一層お二人ともにこやかになり、「何時の飛行機に乗るの?」、「明日の朝の飛行機なので、空港内のノボテル・ホテルに泊まる。」と言うと、「飛行機は明日の朝早いの?」とか話しかけてくれました。</p >
オレンジ・バス(Orange bus)
話しているうちにバスが来たので乗り込みました。
親切にしていただいたので、折り鶴を差し出すと、奥さんは本当にたいへん喜んでくださって、空港に着くまで上や下や横から眺めては「綺麗!」と言っていただきました。
帰ってこの事を息子に話すと「外人はどんな風に折っているのか興味があって、みんな眺めまわすよ。」と言ってました。
オークランド国際航空へ
オレンジバスの終点は国際ターミナルで、ここでオーストラリアから来られたご夫婦とお別れすることに。
別れぎはに奥さんが「ノボテル・ホテルはあの建物だと思うわ、ここをまっすぐ行って、道を渡ればいいわ。」
「もし分からなければ、空港内のインフォメーションで聞けば教えてくれるわよ。」と本当に親切に教えていただきました。
ご主人が「日本まではどのくらいのフライトなの?」と聞いてこられたので「約12時間」と答えると「ワォ、そんなにかかるの」とびっくりされていました。
お互いのフライトの無事を祈ってお別れしました。
オークランド国際航空
日本から着いた時は時間が無くて、空港内のようすを見る余裕がなかったので、空港で食事をして色々確認しておこうと、ホテルでのチェック・インを済ませ空港へ来ました。
明日の飛行機のチェック・イン場所などを確認し、レストランで食事と思いましたが、レストランいうよりファーストフード店だったので、飛行機を眺めながらホテルで食事することにしました。
よく食べたパイはもういらなかったので、マクドナルドでハンバーガーを買うことにしましたが、女性の定員さんの英語が分かりません。
何とか注文しましたが、向こうも私の英語が理解で出来なかったようで、ホテルの部屋で中を見ると、私の分は注文通りでしたが、主人のは違っていました。
ハンバーガーは手に入れたのですが、アルコールがどの店にも売っていません。
しかたがないので、ホテルで部屋のビールとワインをいただくことに、ハンバーガーのお味は良かったのですが、ポテトはとても塩辛かったですね。
ノボテル・オークランド・エアーポート・ホテル
空港の敷地内にあるホテルで、空港の入り口とホテルのフロントとは30mも離れて無いほど近いので、スーツケースを引っ張って歩く私たちにはとても便利です。
それに翌朝の飛行機も早いので、このホテルにしたのはグッド・チョイスだと思いました。
さて、チェック・インですが、ここで問題発生、フロントの男性の英語の発音がさっぱりわかりません。
クレジット・カードの提示を求められたのは分かったので、渡すと普通ならチェックするとすぐ返してくれるのに、100ドルの支払いをしたレシートを渡してくれます。
‘デポジット’ と言う単語はどうにか聞き取れたので了承はしましたが、「料金は支払い済みなのに・・」と不安は残りました。
部屋は7階で、壁一面の大きな窓の外には滑走路が広がり、待機中の飛行機や、離着陸する飛行機を見ることができます。
バスタブも深く、室内も広く清潔で、スタイリッシュな印象がとても気に入りました。
ニュージーランド最後の夜も質素な食事で幕を閉じました。
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ロトルア市内観光
バスの出発時間は13時20分なので、予定では、水陸両用のダックスバスで市内やロトルア湖を巡ろうと思っていましたが、諦めてスーツケースの整理などをしてゆっくりホテルで過ごします。
でもそろそろ部屋を出なければならない時間だし、雨も止んで青空がのぞき始めたので、チェック・アウトしてスーツケースをフロントに預けて、ホテルからすぐの ‘ガバメント・ガーデン’ だけでも見学しようと出かけました。
ガーデンの入り口にはマオリの彫刻があって、赤い舌を出した像が出迎えてくれますが、今日は肌色の像も同じポーズでお出迎え。
そして、絶滅危惧種に指定されている ‘タカヘ’ が、まして3羽もがお出迎え・・・そんなことは無いな、冷静に。
日本に帰って調べてみると ‘タカヘ’ ではなく ‘プケコ’ ではないかと判りましたが、どちらにしても私たちはうれしかったのですが・・
中はとても広く入り口奥の突き当りには ‘ロトルア博物館’ のエキゾチックな建物が見え、右手にはブルー・バス(The Blue Baths)の建物などもあります。
ブルー・バスの近くには、湯気の出ているところもあり、温泉地帯を感じさせてもらいました。
ロトルアの郊外には間欠泉や温泉プールなどもあり、アメリカのイエローストーンhttps://muntan.info/usa/https://muntan.info/nz/nz-info/thing/usa-date-3/によく似た光景をパンフレットで見かけるので、比較したかったのに、見ることが出来ず残念です。
下の写真は、シダの木の大きさが分かるように下に立ってみました。
園内には色々な像やモニュメント、大砲やマオリの像などもあり、もっとゆっくりロトルア湖の方まで歩いて行きたかったのですが、今まで青空だった空が、急になにやら怪しくなってきたなと思うと、ポツリ、ポツリと降り出してきました。
雨脚も徐々に強くなってきたのでホテルへ帰り、ロビーで小降りになるのを待って、時間的には早かったのですが、iサイトまで行き、そこでバスの時間まで過ごすことにしました。