旅の後半の始まりは、またしても雨。
女王の街と称される、周囲を美しい山々に囲まれ、青く輝くワカティプ湖畔にあるクイーンズタウン(Queenstown)の街、そして紅葉で有名な、アロータウン(Arrowtown)を訪問予定です。
ニュージーランド旅行の目的のひとつ ‘琥珀色に輝く紅葉’ に出会えるでしょうか?楽しみです。
今日の予定は、キャッスル・ヒル→クイーンズタウン→アロータウンへと約100Km、約1時間30分の行程です。
クイーンズタウン
フランクトンの町で6号線から6A号線へ左折して、クイーンズタウン(Queenstown)の町の入り口で左方面の坂を下りていきました。
クイーンズタウン・ガーデン(Queenstown Gardens)
クイーンズタウン・ガーデンはとても大きくて美しく、変わった木の実や紅葉した木々、湖を挟んで対岸にクイーンズタウンの町が見えます。
公園には池もあって、睡蓮の花や水草が植えられていたり、水鳥たちも気持ちよさそうに泳いでいます。
景色に見入っていると、ウエディング衣装のカップルが記念撮影にここへ、いざ、おばちゃん発揮です。
お願いして写真を撮らせていただきました。いつまでもお幸せに・・・。
「毎日こんなステキなところを散歩できたら気持ちいいよねェ」と話しながら歩いていると、向こうから白ラブのワンちゃんが来ました。
主人が「賢そうな顔してるなぁ。」と言うと、女性が「日本の方ですか?」と日本語で声をかけてくださったのでびっくり。
お話を伺うと、こちらの方と結婚されて、こちらに住まわれて17年になるとおっしゃってました。
「明日もここにいらっしゃる?明日はこの町に、イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃、そしてロイヤル・ベイビーのジョージの3人が来るんですよ。」
「え~!残念ながら、明日はフォックス氷河です。」
「今日は寒いでしょ?昨日まで暖かかったのに、今日から3日間、南極からの寒気団が北上して、急に寒くなったのよ。」と教えていただきました。
恥ずかしがりやのワンちゃんといっしょに写真を撮らせていただきました。
英語が少ししか話せない私たちにとって、ニュージーランドに来てから、こちらの情報を仕入れる作業をしてこなかったので、ロトルアのホテルでロイヤル・ファミリーの写真が掲載された新聞を見た時は、「あっ、これだ!!」とうれしかったですね。
偶然にも、主人の一言にお声を掛けていただいて、ひと時だけでしたが楽しいお話が出来たこと、ほんとうに有り難うございました。お元気で!
うれしい出会いが会ったので、なんだか寒さも吹っ飛んだ気持ちになりました。
公園の突き当りまで歩き、そこから右へ、湖沿いの道をもと来た方向に歩いていくと、湖を横断するように水の中に電信柱が立っていて、舟が出入りするところは間隔が広くなっています。
この強い寒風吹き付ける湖を、ジェットボートを楽しむ人がいて・・・「寒いでしょう。」と思いましたが、私たちも明日氷河へ行くんだと納得です。
クイーンズタウンの町並を楽しみながら歩いていると、大きな客船が出航して行きます。
それは、私たちも乗ってみようかと考えてみたことのある、TSSアローンスロー号で、時間の都合で諦めたのですが、湖を走る姿が見られたのでラッキーでした。
湖の畔の道からはクイーンズタウンが見渡せて、湖に浮ぶたくさんの舟やヨット、それにロープ上で休む ‘鵜?’ と町並、どこから見てもきれいな町です。
ロープウエーで山の上からの景色を楽しもうかとも考えていましたが、「ここだけで十分満足だね。」との結論で行きませんでした。
クイーンズタウン・ガーデンのワカティブ湖畔からファーンヒル(Fernhill)方面を見た写真(下)。
市内で買い物
公園をあとにして、食料が少なくなってきたので、スーパーに買い物に行きました。
スーパーはメインドーロのロータリーを左折してすぐのところにありますが、主人はニュージーランドでは始めての交通量が多いところでの運転なので、ロータリーの入り方が難しいと言っています。
スーパーで初めてカードで支払うことにしたのですが、いままで行った外国とはちょっとカードの機械操作が違っていて、レジのお嬢さんに手伝ってもらって完了。
みんな親切で、私たちがまごついていたので、後ろのお客さん2人を待たす状態になりましたが、「ソーリー」と声を掛けると、笑顔でうなずいてくれました。
アロータウン
アロータウン(Arrowtown)は、クイーンズタウンから車で20分くらいのところにある小さな町で、私たちが訪れた2週間後から、恒例の紅葉祭りが開かれるようです。
ほんとにちいさな町なので駐車場に車を停めて、iサイトや昔の石造りの町並が残るバッキンガム・ストリート(Buckingham St.)を歩いてみます。
この通りはほんの200mほどですが、左右にはレストランやお土産物屋が立ち並び、観光客が一番多いところです。
日本では見なくなった懐かしさいっぱいの真っ赤なポスト、ここでは日本のような円柱ではなくて角柱です。(左下)
電話ボックスもレトロ感いっぱいで、赤い色にもかかわらず、周りの風景によくマッチしています。(右上)
町の北側を流れるアロー川は、映画 ‘ロード・オフ・ザ・リング’ の撮影場所だそうで、澄んだ水と森、見つけたルピナスの花がきれいでした。
川のそばには小道があって、観光客や地元の人の散歩コースになっているようです。
バッキンガム・ストリートの南にある、ハートフォード・ストリート(Hertford St.)まで足を伸ばすと、すてきな教会があります。
私たちが訪れた時は結婚式が終わったところだったようで、新郎新婦がみんなに囲まれて祝福を受けている最中でした。
さすがの厚かましいおばちゃんも、皆さんのおじゃまはしてはいけないと、皆さんがいなくなるまで待って写真を撮りました。
この小さな町が、フェスティバルの時期には大勢の人々で賑わい、交通渋滞も起きるようなので、静かな時期に訪れることが出来てよかったです。
琥珀色とまではいきませんでしたが、そこそこの紅葉も見ることが出来たし言うことなしです。
ウィローブルック・B&B・アンド・コテージ
アロータウンからクイーンズタウン方面にマランズ・ロード(Malaghang Rd.)を少し戻ったところにあるコテージに今日はお世話になります。
チャイムを鳴らすとおじさんが出てきてくれて、家の中へ、すると目についたのが大きな壷で、焼き物に詳しくないのでたぶんですが、九谷焼だと思います。
おじさんに聞くと「このコテージのオーナーの奥さんが日本人なので、たぶん日本の物でしょう」とのことで、居間には備前焼や有田焼の焼き物が置いてありました。
暖炉の前には40cmはありそうな、びっくりするほどおおきな、松ぼっくりのような木の種が置いてありました。
おじさんの話が聞き取れたのはここまで、後は、設備や食事のことをたぶん話してくれたと思いますがチンプンカンプンで、おじさんも笑って諦めたらしく、部屋へ案内してくれました。
B&Bの宿泊施設はどこも同じで狭まくて、実はここでは洗濯機が使えるとHotels.comの予約書に書いてあったのですが、おじさんの英語が聞き取れないので、聞くのも止めました。
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クイーンズタウン地方を走る
朝7時、食事をお願いしていた時間に食堂へ行くと、テーブルセッティングがされていて、マークの作ってくれた料理が出てきました。
目玉焼きやウインナーも、火加減が難しいと思うのですが、蒔きのコンロでバーベキュウー風に焼いてあり、とても美味しかったです。
ニュージーランドでは最初にでてくるのが、シリアルと果物でシリアルをいただくと、パンにメインの料理が出てきます。
食事をいただいている時、窓の外に名前は分かりませんが、きれいな鳥がいるのを見つけ、行儀が悪かったのですが、写真に収めました。
早く起きたので、マークに教えてもらった道を上り景色を見ようと出かけましたが、雨が降り出したので引き返し、名残惜しかったのですが出発することにしました。
たいへん楽しい滞在になったキャッスル・ヒル・ロッジのマークさんとシャローンさん、そしてバーグにさよならをして、小雨の降る中クイーンズタウンを目指します。
左の地図では中央の少し下にある、ガーストン(GGarston)とアソル(Athol)の間の '⑥’ の辺りにキャッスル・ヒル・ロッジがあります。
ロッジを出て、ガーストン(Garston)を通過、10Kmほど走った所にある駅 ‘ファイヤー・ライト(Fair Light)’ に着きましたが、小さな小屋があるだけですが、線路もあります。
ガーストン(Garston)とキングストン(Kingston)の間を走る鉄道で、利用する人があるのかしらと思いましたが、家畜の運搬用かな?と想像・・駅舎や踏切の標識もきれいに手入れされています。
キングストン(Kingston)
ワカティプ湖(Lake Wakatipu)の南の端にあるこの町は小さな、きれいな町です。
色々な車輪を、カラフルな色でペイントし、それを塀として再利用した家もあれば、後ろの家を見てください、まるで日本の家屋で、ニュージーランドでは初めて見る屋根の形です。
この町でガソリン補給をしようとスタンドへ行きましたが、ここは無人スタンド、私たちにとって初めての無人スタンドなので、利用方法が分かりません。
給油をしている男性に声を掛けると、ここの店の人かと思うくらい、親切丁寧に教えてくれて、クレジットカードでの給油方法も教えてくれました。
まず、給油スタンドの番号を入力→クレジットカードを挿入→暗証番号→ガソリンを入れる。
帰国してから、写真を見て気がついたのですが、クレジットカードの機械横に操作方法が書いてありました。
ここの機械、レシートが出てこないのでおじさんに聞いてみると「ノーレシート」との事、ちょっと不安でしたが帰国してから確認すると、金額は合っていました。
おじさんは違う女性にも給油の仕方教えてあげて、車で行ってしまいました。
ガソリンも満タンになったし、あとは天候ですが、まだ山やまは雲で覆われたままです。
ジャックス・ポイント(Jacks Point)
キングストンを過ぎると、6号線はワカティプ湖に沿って北上を続け、このころから気温が急激に下がり始め、吹く風は強く冷たくとても寒いです。
ドリフト湾(Drift Bay)を過ぎてしばらく走ると左手に、イギリスを思わせるような石組みの塀が延々と続きます。
ここはジャックス・ポイントと呼ばれる住宅地で、とてもステキな住宅街なのでちょっと入らせていただきました。
住宅の1軒1軒が大きくて、ちょっとリゾート地のようで、もう少し気候が温暖なら、こんなところに住んでみたいな・・住宅街の端にはセスナ機の飛行場まであります。
それに、湖方面へもっと入って行くと、今度はゴルフ場があって、強風の寒い中、ゴルフをしている人達がいました。
家からすぐゴルフ場なんて贅沢、ゴルフ好きの主人はうらやましそうです。
フランクトン(Frankton)
15分も走ったらクイーンズタウンの入り口の町、フランクトンです。