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コンヤ

コンヤの町の店

コンヤ(Konya)は、トルコ共和国の首都アンカラ(Ankara)の南約250Km、中央アナトリア地方の標高1000mの高地にある国内最古の都市です。

ローマ時代にはイコニウム(Iconium)と呼ばれ、パウロがキリスト教の布教に訪れたことで知られ、現在100万人が暮らす都市となっています。

アンカラからコンヤ間は以前は10時間かかっていた鉄道が、高速鉄道の開業に伴い、現在は1時間30分で結ばれ、道路も整備され所要時間は3時間となっています。

コンヤ市内

 ローマ時代から続く都市で、1077年にはテュルク人(中央アジアを中心にシベリア、アナトリア半島に住むテュルク母語とする人々)によって支配され、イスラム文化のルーム・セルジュク朝(1077年~1308年)が開かれ首都にもなりました。

古代から人が住み続けている街を物語るように街のいたる所にモスクが建てられています。

キャラバンの門

写真左はキャラバン(商隊)が泊まる宿のようなところで、高い石の塀で周りを取り囲んであり、安心して荷物やらくだを休ませることができました。

メヴラーナ博物館

 メヴラーナ博物館(Mevlana Muzesi)は、メヴラーナ・ジェラーレッディン・ルーミーが西洋では旋舞祈祷として知られるスーフィー(羊毛のぼろ着をかぶって修行するもの)教団をつくりました。

メヴラーナ博物館の中庭から見た尖塔

その名をメブラーナ教と言い、その教祖であるメブラーナが祀られているモスクがメヴラーナ博物館で、今は博物館として一般に公開されています。

建物内にはメブラーナを始めとして、多くの弟子達の棺が置かれ、扉や館内の華麗な装飾も見所のひとつです。

 信者たちは(写真下)円形の建物の水道で手や足を清め、建物内でお祈りをします。

メヴラーナ博物館の手足を清める場所

 毎年、12月の前半に旋回祈祷の儀式が盛大に行われ、中央には先生(太陽)が、回りに生徒(太陽の惑星)達が囲み、統制の取れたトランス状態の旋回や白い衣装をまとった男たちのセマー(儀式)は見る物を神秘の世界へ誘い込みます。

メヴラーナ教のダンス

インジェ・ミナーレ神学校

 インジェ・ミナーレ神学校(Ince Minare Medreesi)は、1267年に建てられたイスラム教の学校です。

インジェ・ミナーレとは ‘細い尖塔’ の意味で、現在はイスラム関連の彫刻を展示する博物館として公開されています。

インジェ・ミナーレ神学校の塔

インジェ・ミナーレ神学校の門

 尖塔は、1901年の落雷で上部が壊れてしまったが、正面入り口(写真右上)の繊細な浮き彫り彫刻は見事です。

カラタイ博物館

 カラタイ博物館(Karatay Medreesi)は別名タイル博物館と呼ばれ、1251年セルジューク朝時代の高官ジェラッティン・カラタイによって建てられた神学校です。

現在はタイル博物館として花鳥が描かれたタイルなど、美しいモザイクタイルを見ることができます。

門の浮き彫りや広間の天井は見事です。

カラタイ博物館の看板

カラタイ博物館の門

カラタイ博物館見事なタイル

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