ターキッッシュ・エアラインの都合で1日伸びた東京滞在。
主人の叔父と私の伯父も戦争で亡くなっていて、一度は靖国神社にお参りしたいと思っていたので行くことにしました。
それから、子供のころに行ったけれど全然覚えていないので、浅草へも行ってみることに。
浅草寺
雷門前や境内へと続くお土産やさんなどテレビでよく見るので新鮮な感じは受けません。
ただ雷門前がこんなに狭いとは思いませんでした。
唯一新鮮に感じたのが浅草寺の境内からスカイツリーがはっきりと見えたことかな。
それと、本場のもんじゃ焼きを食べました。
食べ方が分からなかったのでお店の人に教えてもらって食べましたが、我々にはお好み焼きのほうが美味しく感じました。
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靖国神社参拝
京成成田から快速特急で日暮里まで出て、秋葉原、市ヶ谷へとやって来ましたが、駅に着くころに雨が降り出しました。
この駅から徒歩で10分ほどかかるようですが、持っていた傘をさして周りを見ながら濡れた歩道を歩きます。
この辺りは緑が多く人や車も多くないのでぜんぜん東京という感じがしません。
先ほどまでそこそこの雨脚でしたが、うれしいことに神社に着くころには雨はすっかり上がり、狛犬が私たちを迎えてくれました。
境内には先ほどの雨で洗い清められた木々が静寂の中にたたずみ、一本一本の木に植樹した年月日と個人や団体名と植樹の経緯が書かれてあり、読むにつれ戦争が身近なものに感じられ遺族方々の悲しさや帰還兵の方々の心境が伝わってきます。
神殿にお参りを済ませた私たちは、就遊館の見学に行くことにします。
就遊館
就遊館は境内のすぐ隣にあって、明治以後の日本の軍隊の創設からの歴史や、日本刀を始め、武器や武具、そして何よりも戦争に行かれた人たちの思いを綴った手紙などが展示されています。
入ってまず目につくのが '0戦’ の戦闘機と戦車です。
どちらも大きくなくて、「こんなのでアメリカのB29戦闘機や戦艦と戦ったんだ!」と思うと寂しい気持ちになります。
戦車にしても、人が2~3人も入れば身動き出来そうになくて・・。
2階のソファーで休憩していると、就学旅行生と見られる中学生がやって来て、宮司さんが生徒さん達に就遊館について説明を始めたので、私たちも一緒に聞かせていただきました。
どれも興味深い展示ですが中でも心に残ったのは、出兵した人たちが家族へ送ったはがきや手紙です。
涙なくしては読めないものばかりで、‘戦争は絶対にしてはいけない’ との思いがふつふつとわいて来ます。
展示の最後は潰れたハンゴウやヘルメット、それに人間魚雷 ‘回天’ です。
ハンドルのない、死を回避できない魚雷に乗り込む時の心境は・・と思いをめぐらせますが到底解るものではありません。
靖国神社にお参りして感じたのは、つくづく戦争はイヤだと言うことでした。
見学を終えるとお腹が空いていたことに気づいたので1階の喫茶室でお昼を食べることにしました。
選んだのは ‘海軍カレー’ で明治のころのレシピの通り作られているそうで、お米とカレーのルーと野菜が個々に独立していて、そのお味は、子供のころに食べたうすーい味のカレーそのもので、おいしいとは言えませんが懐かしい味がしました。
南門から神社に入ったので今度は浅草へ行く為九段下方面へと歩いて行きました。
途中、日本陸軍の祖 ‘大村益次郎の像’ (写真左下)がありました。
名前は知っていましたが、何をした人か知らずにいました。
鉄で造られた巨大な鳥居を見てびっくりと同時に、身の引き締まる思いを感じる空間でした。