昼食後、アンカラの町を目指し約450Kmの道のりをバスで走ります。
左の写真は、イスタンブール市内のボスボラス海峡の東側(アジアンサイド)の町並です。
昼食
お昼は魚のトマト煮をいただきました。
お昼をいただいたレストラン(写真下)はトルコアイスが有名だそうで、ツアーでご一緒の川越市から参加された奥様が食べていらしたので観想をお聞きすると「濃厚なソフトクリームみたいで甘い」とのことです。
アンカラへ
昼食後アンカラへと450Kmのバスの旅になります。
ボスボラス海峡にかかる橋を渡りアジアンサイドにはいります。
ガイドさんによると、このボスボラス海峡に海底トンネルが開通したのが2013年10月で、日本の大成建設が施工、地下65mの所にトンネルが通っているそうです。
ボスボラス海峡は上層と下層の水の流れが逆で、工事はたいへん難しく3年の工事予定が6年もかかったそうです。
トルコは今経済発展がすごくて、日本からいろいろな会社の社長さんが経済関係の構築の為トルコに来るらしく、私たちの乗ってきた飛行機も乗客の半分以上が社長さんだったらしいです。
思うに、それでトルコ航空は、機種の変更と言いながらこれからの上客となる社長さんたちに合わせて、日程やプレミアムシートが無くビジネスシートの多い機種に変えたのではと勘ぐってしまいました。
高速道路の速度制限は120Kmだそうで道路もきれいだし、ツアーの人数が28人から15人に減ったおかげでバスの中もゆったりと座れるので450Kmがそんなに苦ではなかったですね。
左の写真は途中の町で、アメリカのワイオミングで見かけた町に似ていますが、教会とモスクが違い、どんな小さな町にもモスクがあります。
途中サービスエリアでトイレ休憩しましたがトイレは有料で2リラでした。
ホテル・イチカレ
ホテルに着いたのは日も落ちた夜8時ごろ、「このホテルは飲み屋街にあって、治安が良くないので外出しないほうがいいですよ」とガイドさん。
そんな元気も勇気も無いので・・。
次の日の朝、ホテルの外観を見て納得、ちょっとケバケバしいです。
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イスタンブール市内観光
天候は晴れ、朝から日差しが強くカラッとはしていますが、直射日光の下ではとても暑く紫外線が強いので、女性は日傘と日焼け止めクリームに帽子は必須アイテムです。
トルコの物価は高く、中東の国ですが石油は出ないのでガソリンは日本と同じくすべて輸入にたよっています。
日本と同じ条件のガソリンで比較してみると、ガソリンは1リットル250円(日本では150円くらい)もするそうです。
イスタンブールの人口は約1500万人、一般的な大きさ(日本の3LDKより大きめ)のマンションを買おうと思うと、7000万円ぐらいするそうです。
アヤソフィア近くの洋服やさん、色鮮やかな民族衣装が並んでいますが、下半身だけのマネキンがずらりと並んだようすはちょっと異様で目を引きます。
トプカプ宮殿
歴代のスルタンが暮らしたというトプカプ宮殿は、マルマラ海からボスボラス海峡へと続く入り口にあって宮殿からは海峡への船の出入りが一望できます。
宮殿内にはスルタンや后が身につけた数々の宝石類の展示があり、オスマントルコの強大な権力を知ることができます。
下記の写真はトプカプ宮殿表敬の門です。
表敬の門から第二庭園に入ると左手に ‘ハレム’ の建物が見えます。
ハレムは私たちが映画やテレビで知っているような所ではなく、日本で言えば江戸時代の大奥のような所で、スルタンに仕える女性達が暮らし、后や后の子供達を教育したりする所だそうです。
ハレムの見学にはツアーのルートには入ってなくて見学できませんでしたが、壁一面に張られたブルータイルが美しいところのようです。
写真下2枚はハレムの建物を第二庭園から見たところです。
第二庭園から ‘幸福の門’ (写真下)をくぐると謁見の間があります。
下の写真の石は ‘神聖な人の立つ場所’ だそうです。
さらに右奥に進むと宝物館があり、写真撮影が禁止の為お見せできないのが残念ですが、とてもすばらしい宝石の数々を見ることができます。
第三庭園を挟んで向かい側には宗教遺物の間があって、ここの壁のブルータイルは見ごたえがありましたが、ここも写真撮影が禁止だったので残念です。
写真は宗教遺物の間の入り口の風景で、写真中央にある仕切りの柵にグリーンとピンクの布が見えますが、ショールのない人には貸してもらえるようです。
下の写真はトプカプ宮殿のテラスから見たボスボラス海峡側の風景です。
下の写真はトプカプ宮殿のテラスから見るマルマラ海方面の風景です。
アヤソフィア(Ayasofya)
次に訪れたのがアヤソフィアで、私は夏の日差しはあまり好きではなくて、暑い季節と知りながらこの時期に参加したのは、アヤソフィアの内部見学が9月以降のツアーには入ってなかったからです。
自由行動の時に見学する方法もあったのですが、その時間には他の見学をしたいと考えたからです。
アヤソフィアは西暦360年の建造で、ビザンチン帝国時代にキリスト教の教会として建てられたそうです。
この門から中へ入りましょう。
下の写真は通路の天井です。
外観は時代を感じさせますが内部は重厚さ漂う空間で、十字架が飾られてあった所にはアラビア語で書かれたモハメッドの言行が書かれてあります。
下の2枚の絵はキリスト教の教会として建てられた時に描かれたモザイク画です。
モザイク画は、オスマントルコ時代になり、イスラム教のモスクとして使用するため漆喰で塗り隠されていましたが、トルコ共和国になり剥がされたそうです。
スペインのアルハンブラ宮殿もキリスト教時代とイスラム時代の融和した宮殿でしたが、時代によって支配者が変わり信仰する宗教が変わるのはとても想像できないくらい大変なことなんでしょうね。
スルタンアフメット・ジャーミィ(Sultanahmet Camii)
最後に訪れたのが、スルタンアフメット・ジャーミィは通称ブルーモスク(Blue Mosque)と呼ばれるブルーを基調にした美しい外観の巨大なモスクです。
トルコで見たいものの1つがこの美しいブルーモスクだったので感激です。
6本の塔(ミナレット)を持つモスクは、イスラム教の聖地のメッカ(建設当時)にあるモスクとここだけだったそうで、非常に格式が高く通常メッカ以外では4本の塔までしか建てられないそうです。
現在メッカに有るカアバ神殿は9本の尖塔(ミナレット)を有しているそうです。
まずモスクに入るには、男女共膝が出ている服装では入れないので、膝を隠す為に上から巻く布や女性はスカーフを頭に巻く必要があるので、どちらも無い場合は入り口で貸してもらえます。
並んで順番を待ってモスクに入ると天井の高さと美しさに圧倒されますが、人、ひと、ヒトでゆっくり見学する気になりませんでした。
でもそんな中でも一生懸命お祈りする人たちがいましたが、私なら気が散ってしまいそうです。