素朴な遊牧民の暮らしで母から子、子から孫へと作り伝えられた、民芸品や絨毯。
オスマントルコ時代に花開いた豪華な工芸品、牧畜や農業から生まれた製品どれをとっても魅力的なお土産です。
トルコ絨毯
トルコ絨毯の特徴は縦糸に横糸を2回結ぶ(ダブルノット)ため丈夫で、ちなみに高級絨毯の代名詞のペルシャ絨毯は1回結び(シングルノット)です。
種類にはウール100%、ウールと綿の混紡、絹100%(キリム)などがあります。
値段は数千円から数百万円とピンキリですが、しっかりしたお店では鑑定書(写真下)をもらえます。
カシミア製品
トルコは中国に次ぐ世界第2位のカシミヤヤギの生息地で、そのカシミアヤギの毛から作る毛織物(ショールなど)は有名です。
カシミアヤギの毛は柔らかく、そして軽いのに暖かい。
ヤギの毛の採れる部位によって毛質が違う為、値段も変わってくるので、肌触りを確かめて購入しましょう。
一番柔らかくて高価な品は、ヤギの髭と足の毛で織られています。
オリーブ製品
トルコはスペイン、イタリアに次ぐ世界第3位のオリーブオイル生産国です。
食用のオリーブオイル、石鹸、化粧品、ハンドクリームなどいろいろな製品が造られています。
民芸品
トルコのお土産の ‘魔よけ’ (写真左)と小物入れ(写真右)
食品
トルコはピスッタチオやイチジクの産地として有名で、それらを使ったお菓子もお土産に最適です。
ドライブインなどにも食品はありますが、ただ少し値段が高いように感じます。
日本では見たことがないピスッタチオ入りのウエハースです。
ドライブインでも手ごろな値段で売っていて、ウエハース好きの方にはそんなに甘くなくてお勧めです。
トルコの代表的なお菓子 ‘ロクム’ (写真右下)は日本のお菓子のグミに似たお菓子で、いろいろな味のロクムがあります。
ピスタッチオ入り ‘ロクム’ は一番人気と言われていますが、私は柑橘系があまり甘くなくて美味しいと思いました。
私はカッパドキアのホテル近くのロクム専門店でロクムと乾燥イチジクを購入しましたが、安いし乾燥イチジクも他店より柔らかいように感じました。
写真は乾燥イチジク(写真左)です。
トルコはざくろの収穫も多く、写真下は女性に人気の ‘ざくろ茶’ です。
ざくろはポリフェノールが豊富で、抗酸化作用の働きがあり女性にやさしい食べものです。
ワイン
カッパドキア辺りではぶどう作りが盛んで、この地方で作られる赤ワインは特にお勧めです。
ホテル近くのワイナリーの直営店で購入。
お店の方は、高いワインを薦めるのではなくて「2012年はぶどうのできが良かったのでお勧めです」と言って試飲させていただきました。
美味しかったので購入しました(写真左)。
皮製品
トルコでは牛やヒツジがよく食べられるので革製品も豊富で、特にヒツジの皮は軽くて暖かくジャケットなどに縫製されています。
陶磁器
16世紀に最盛期を迎えたイズニック、オスマントルコ帝国時代に発展したキュタフヤなど、皿やタイル、模様もイスラム柄やトルコ国花のチューリップ(トルコが原産)柄など豊富なパターンがあります。