さあ!、いよいよ、海外初のレンタカーでの旅の始まりで、アメリカと日本の交通ルールの違いは、事前に調べて、一応頭にいれましたが、昨日のようなことが無いように、事故などに遇うことも無く、無事にソルトレイク・シティ国際空港に帰ってこれるよう安全運転で行きましょう。
今日の行動予定は、ソルトレイク・シティのホテルを出て、一般道を北へ走り、高速道路(I-15)に入り、アイダホ・フォールズの町まで北上を続け、国道(US-20)に乗り換え北東に進み、州道33号線と交わるレクスバーグの町まで、約450Kmの行程です。
休憩所
私達は‘I-15’に戻りポカテッロの町の手前30Kmの所でドライブインへ入り、ピッツアと果物とコーヒーの昼食を取り、ちょこっと昼寝、ガソリンはまだ大分あるので入れずに出発です。
高速を走っていて日本のようにサービスエリアのような場所があるのか、トイレのこともあるので心配していましたが、何十キロかごとにガソリンスタンドとコンビニのようなお店があって軽食など(ピッツア、パン、果物、飲み物、雑貨、衣服、みやげ物など)を売っています。
その他にも、レストエリアが所どころに有り、トイレと自動販売機などが設置されていて、休憩したり仮眠を取ったりと、お店の駐車場ではないので時間を気にしないで休むことができます。
その中で、アイダホ州ブラックフットの町からアイダホフォールズの町に向かって少し走った所にあるレストエリアの’LAVA FORMATIONS 溶岩層’でトイレ休憩しました。
このあたりは一面原野なのに、その中に突然‘溶岩層’の地層が出現し、その広さは広大で、そこを歩くトレイルも整備されていて、休憩がてら散歩するのもよさそうでしたが、今はちょっと天気が良すぎて暑いので少し高台になったあたりまでにしましょう。
アイダホフォールズ
30Kmほど走るとアイダホフォールズの町に着き(ここまで260Km)、素通りしていこうと思っていたのですが、右手前方に真っ白な美しい建物が目に飛び込んできました。
時間的にも余裕があったし、気になったのでここでも寄り道をすることにして、車を止め建物の敷地内へ歩いて行こうとすると、その前で車に乗り込もうとしていた中年の女性と目が合いました。
どちらともなく「こんにちは」と言葉を交わすすと、その女性は「庭はお花がとても綺麗ですよ」と教えてくれたので、私が「ほんとうですか」と答えると「良い一日を!」と笑顔で言ってくれたので、私は気分ウキウキと中へ入ると、本当に手入れの行き届いた庭には、花が咲き乱れていました。
ここは‘末日聖徒イエス・キリスト教会’俗称は‘モルモン教の教会’で、ベンチで読書をしている若い女性や、談笑しながらあるいている男女、お参りに来た人達みんなが、私達にやさしく微笑んで「こんにちは」と声をかけてくれて、キリスト教徒ではありませんが幸せな気持ちになりました。
レクスバーグ
アイダホフォールズでハッピーなひと時を過ごした後、もう一走り‘I-15’から‘US-20’に入り、今日の宿泊予定場所のレックスバーグの町を目指します。
ホテルを探す前に、明日以降に必要となる、水やくだものを買いにスーパーマーケット‘ウォルマート’へ、そこでアメリカでは安いと聞いていたサプリメントとヨーグルトを買いましたが、くだものが売っていませんでした。
用事も済んだので、明るいうちにホテルさがしですが、ナビに名前を入れてもでてこないし、ナビに道路や建物の名前なども出ないし、スーパーを探すのに町をうろうろしたので、自分達のいる所がおおよその見当でしか分りません。
レクスバーグのマディソン・ミドルスクールの近くにホテルがあると調べていたのでその学校へ行くことに、すると途中に遭遇、アメリカの道路規則を覚えていましたがバスは生徒が乗っていないためか、モースピードで通り過ぎていきました。
学校に着きましたが、分からず、ナビを入れ直したり、あちらこちらと走りましたが見当たらないので、家の庭で遊ぶ親子に聞くことに、すると奥さんが「主人がそのホテルなら知ってる」と言って家の中へ、でも出てこられたご主人は「知らない」とのことで「ダメかー」と思っていると、ご親切にも‘アイパッド’で調べていただいて本当に助かりました。
ご主人が調べてくれている間に奥さんが「コリアン?」と聞いたので「日本人です」と答えるとニコと笑って、私が持っている旅行の計画帳の‘レックスバーグ’と書いたカタカナを指差して「なんて書いてあるの?」と聞くので「レックスバーグと書いてある」と言うととてもうれしそうでした。
お礼に例のごとく‘折り鶴’を渡すと、子供達がとんできて「これ知ってる」と言って喜んでくれて、奥さんにもたいへん喜んでいただいて・・本当にお世話になりました。
ホテルの場所はここからすぐ近くで、私達も走ったことのある道にあったのに、なぜ分らなかったかというと、高速道路からの出口が、2箇所あって、私達が出たのが北で、私が調べていたのが南出口からの道順だった為と、ホテルの電話番号が分からなかった為、ナビには進んでいる道しか出ていない、この3点が重なった為でした。
スプリングヒル スィーツ バイ マリオット レクスバーグ
明るいうちにホテルに着いてやれやれ、というのも、アメリカの道路は高速道路も一般道路も町から外れると街灯などは無く、車のヘッドライトのみに頼る走行になる為、危険も増すことになるし、まして何かを探すというのは非常に難しいと思います。
チェックインの時「プールもあるしトレーニングルームもありますよ」と言われびっくり、だって2人で14000円しないし、朝食も付いているんですよ。
そして、部屋に入ってまたビックり、部屋は広々と清潔で、風呂とトイレは別だし、ツインのWベッドで、ベッドルームとソファーセットのある所は間仕切りされていて、2部屋ある感覚です。
テレビに湯沸しポットは言うまでもなく、電子レンジは有るし、そのうえ、紙皿やスプーンにホークも付いているし、申し分ないホテル(モーテル?)です。
窓からの景色も最高で、遠くの丘の上に教会らしき建物が見え、夕焼けの景色から、星のきらめく夜空に、ライトアップされた教会が白く浮かび上がる姿は一枚の絵を見るようです。
さて、夕食ですが、近くに24時間営業のマクドナルドのドライブスルーのお店はあったのですが、疲れてしまって買いに行く元気もでず、夕食は持って来ていたカップ麺とパンにヨーグルト、ビールとワインで9時前には寝てしまいました。
今日の走行距離は263マイル(421Km)でした。本当にお疲れ様です。明日は私も運転してみましょうか?
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ホテルを出発
昨夜食事をしたのが9時頃と遅かったせいか、何だか胃もたれの感じなので、朝食は日本から持ってきていた白ご飯と味噌汁に塩昆布、緑茶とバナナをいただくことにして、8:50分ホテルを出発です。
昨夜食事をしている時降っていた雨も今朝は止んでおり、ホット一安心ですが、日本でアイダホ州とワイオミング州のお天気を調べていた時は、私達が滞在する予定の5日間、雨マークになっていたのでこの後のお天気が気になります。
ホテルを出てすぐ右折、助手席の私は「右側通行!」と主人に声をかけて、一般道N2200Wを北へW2100Nへ右折して入り‘Belt Route215’に乗り、道なりに走り、大きく右へカーブ、その後左へカーブすると自然に‘I-15(Veterans Memorial Hwy)’に乗れます。
慣れないため、左折の時は特に、何度も間違ってワイパーを動かしてしまったり、車線の右側に寄りそうになったりと、ちょっと慌てる場面が何回かあったりしましたが、なんとか‘I-15’に乗ることができました。
‘I-15’は片側7車線ほど(時に8車線)あって、交通量も多いので私はヒヤヒヤですが、主人は追い抜かれる度に、悔しそうに「又、抜かれた」と言うので私は「安全運転第一」と繰り替えします。
ソルトレイク・シティは東に雄大な山々が連なり、北、西、南は開け、高速道路を走っていても‘アメリカを走ってる’って感じで、私が「あっち見て!こっち見て!」と言うと、「こちらは運転に必死で、そんな余裕はありません!」との返事です。
市内は交通量も多いし、スピードも半端じゃないし、路肩にはパンクで弾け飛んだようなタイヤの残骸が時々あって、整備不良の車がスピードを上げすぎてパンクし、スピンして止まる姿を想像してしまい、隣を走っている車もそうではないかと疑ってしまいます。
ホテルを出発して30分も走ったでしょうか、今まで晴れ渡っていた空が何だか暗ーくなって来たと思っていると、ポツリ、ポツリ雨が降り出してきました。
ソルトレイク・シティからレックスバーグの風景は、北海道の美瑛や富良野の風景を広大にした感じで、左手には時々グレートソルト湖も見えたり、とても素晴らしく飽きることのない景色が続きますが、小降りだった雨が本降りに変わり、日本で調べた天気予報どおりで「このまま雨かしら・・」とがっくりです。
ところが、私達の普段の行いの良さか、ものの20分ほどで雨が上がったというべきか、雨の区域を出たというべきか、今まで降っていたのがうそのような、いいお天気に変わりました。
ホテルから150Kmほど走った所(トレモントンとマラッドシティ間)で、一休みして腰を伸ばすことに、一度高速から一般道へ、牧場地帯というか周りには何もありませんが、「のどかで気持ちがいい~」でも、足元は牛糞に注意!で、もし踏んだら車の中は・・