今日から3日間、ロフォーテン諸島をレンタカーを借りて旅したいと思います。
ロフォーテン諸島とは、ノルウェーの北西に位置する風光明媚な島々からなる地域で、タラの水揚げで有名です。
昨日の移動日も雨だったので天候が気になりますが、北欧のましてその中でも北の島々を巡る車での旅なので、雨でも良し、曇りならなお良し、そして太陽が少しでも顔を出してくれれば最高と思いつつ旅をしましょう。
北欧旅行9日目(9月19日)の日程
スヴォルベル(Svolver) ➡ カベルヴォグ(Kabelvag) ➡ ランヴォグ(Lvngvar)
➡ボーグ(Borg)➡レクネス(Leknes)➡レイネ(Reine)➡ カトガルデン(泊)
ロフォーテン スィートホテル
これが昨夜泊まったホテルです。
ホテルの部屋は、鍵を開けて入ると共有スペースが有り、コンロ、流し台そして食器も備わっていて、その部屋を挟むように鍵の付いたプライベートな部屋が2つ有るスタイルでした。
部屋には結構広めのセパレートの洗面所とバスタブがあり、天井も高く開放感いっぱいのバスルームでした。
宿泊には朝食が付いていなかったので一階にあるレストランで食べようと、ウエイトレスさんに聞いてみると、OKだったのでそこで頂くことにしました。
ところが、二人で400クローネ(5000円)もしましたが、コンチネンタルブッフェスタイルで、冷たいパンとドリンクにハム、チーズ、そして果物が少しという感じで今までで一番質素な朝食となりました。トホホホー!!
部屋のベランダからの風景です。
昨夜はよく雨がふりましたが、その雨も上がり朝日が少し顔を出してくれて、港の周りにはノルウェーらしい建物が並び、とても素敵です。
ホテルの前の桟橋に出てみましたが、雪山に朝日が当たって綺麗です。
レンタカーを借りる
今回は、ホテルから近くヒッティルーテンの船着き場にも近い”Sixt・レンタカー”を借りる事にしました。
島内を走るので多分道幅は広くないと思い、スーツケース2個積める小型車を予約して、オプションでGPSをお願いすることにしました。
ところが、準備してあったのがこの車で、カーナビが標準装備されていて料金は払わずに済みましたが、案の定道幅が狭いうえに曲がりくねった道で、日本なら時速40Km制限くらいの道を皆さん70Km~80Kmのスピードで走るので、主人は「これなら小さい車の方が運転しやすかったのに。」とぼやいていました。
車に慣れる為に港近くの車の比較的少ない場所で練習しました。
スヴォルベル(Svolver)
この町はアウスト ヴォーグ島(Austvagoya)の南東に有り、ロフォーテン諸島の中では一番大きな町です。
マンフォールが可愛い、タラの魚のモチーフでしょうか?四角です。
これは何でしょうか?
道路わきで見つけましたが・・・・??
ヴェストヴォ―ゴイ島(Vestvagoy)
スヴォルベルの町からE10を西へ約25Km走ると、サービスエリア(Gimsoyastraumen tidal picnic)に着きました。
広ーい駐車場にレストハウス、公衆トイレも有り、下の写真はここからの眺めです。
ただ、レストハウスは確認していませんが、私達が行った9月19日には閉店しているようみ見えましたから、トイレも使用できたかどうか分かりません。
幻想的な景色と思ってパチリ!
ほら! いかにもノルウェーって感じでしょ。
くねくねと曲線を描く道、雪を被った高い山、目前に迫る海。
風が吹いて体感気温は寒かったな~。
ボルグ(Borg)
スヴォルベルから約55Km西へE10を車で走らせるとボルグの町に着きます。
この町はヴェスト ヴォ―ゴイ島(Vestvogoy)のほぼ中央に位置し、牧歌的な小さな村と言ってもいいですね。
ヴァイキング博物館(Lofotr Vikingmuseet)
この町の郊外にはヴァイキング博物館(Lofotr Vikingmuseet)が有り、中には生活用品や装飾品の展示、販売、カフェもあります。
また、復元されたヴァイキングの住居内で、ヴァイキングの装束に身を包んだ人びとによっての案内(時間指定、有料)も有りましたが、音声ガイダンスに日本語が無かったので見学するのは諦めました。
下の写真は復元されたヴァイキングの住居です。
ちょうど私達が帰ろうと駐車場へ着いた時、談笑するヴァイキング衣装の男女の方を見つけました。
フラクスタッド島(Flaskstadoya)
岩山には一面苔の絨毯。
北欧の特に北の地方の天気は、日本では高い山に登ったかのように目まぐるしく変わります。
今晴れたかと思えば雨が降ったり、雲が出てくるとまるで冬の日本海を思わせ、うら寂しい感じを漂わせます。
太陽光が当たった家々は白や赤の壁がきれいです。
モスケネス島(Moskenesoya)
ランベルグ(Ramberg)の村を過ぎ、そしてほんの数分走って、フレッドヴァング(Fredvang)方面へ右折すると、こんな素敵な橋を渡ります。
手前に無料パーキングが有るのでパチリ、晴れていればね~。
橋は3つ連なっていて、三つ目の橋を渡り終えると又無料パーキングが有ってこんなモニュメントがありました。
それと、こんなかわいい標識”VELKOMMENからFREDVANGへ”が有ります。
レイネ(Reine)
ロフォーテン諸島の最西の島、モスケネス島(Moskenesoya)にある美しい村がレイネ(Reine)です。
E10をスヴォルベルから西へ約120Km走ると、左手にレイネ・ビューポイント・パーキングが有り、その横の道がレイネの村への入口です。
曲がり角には標識はなくて、ブロックの塀の様なものが有ってそれが目印になってますが、車10台くらい止められる無料パーキングが有ります。
車を止める時は地面に大きな陥没が何か所も有るので、車の底を擦らないように注意してね。
海岸線にはロルブーと呼ばれる漁師小屋(手前の赤い建物)が並び、宿泊施設にもなっているところもあります。
宿泊料金も安いので若い方にはお勧めかも?
どこを切り取っても絵になります。
山に反射しているのは夕日です。
カトガルデン(泊)
この宿泊施設を選んだことに私はたいへん後悔をしました。
下の建物がそうですが、名前にそういえばホテルと付いていませんね。
なぜなら、設備はユースホステルスタイルで部屋にはトイレも洗面所も風呂(シャワー)も無くすべて共有で、しかもここは何だか宗教がかっていて、希望なら翌朝9時から宿泊客には無料でヨガと瞑想の体験が出来ると説明が有りました。
ここのオーナー(女性)がインストラクターで、レイネの背後にある高い山の岩の上で、ひじ逆立ちして瞑想する姿のパンフレットを見せられました。
ノルウェーでは結構有名人らしく私達に知っていますか?とスッタフが聞いてきました。
部屋は民宿って感じで良かったのですが、部屋にトイレ、洗面所、風呂(シャワー)も無く、素泊まりで一泊16,000円ってちょっと高くないですか?
結局私達はその夜はシャワーも浴びず、トイレはお互いにドワの前で待って交代して使用し夕食の後は早々にベッドに入りました。
尚、外国は共有のバスルームは使用後はドワを開けておくのがエチケット、日本人だとドワを開けたままだと行儀が悪いと思われますが・・・
ロフォーテンは人気のレジャー地域みたいでなかなかホテルが取りずらいので早めの予約をお勧めします。
余談ですが、私達がチェックインを済ませ、荷物を部屋に運んでいる最中に一人の女性がやってきて、チェックインの説明を受けていましたが、彼女もトイレやシャワーの説明を受けてビックリした表情を浮かべていました。
”こんなはずじゃー!”って表情でした。