昨日は一日市内観光でしたが、今日は又バスでの長距離移動となります。ノルウェーは南北に長い国土をもっていますが、フィヨルドによる地形的な影響か、中部以北は列車が普及していません。
なので、移動手段はバス、船そして飛行機の利用となります。
国内の景色を楽しみながらの旅となるとやはりバスとなり、それによって移動時間はどうしても長くなります。
トロムソ(Tromso)からスヴォルベル(Svolver)まで乗り継ぎ時間を入れて約9時間30分、長い一日が始まります。
北欧旅行8日目(9月18日)の日程
トロムソ(Tromso)バスにて ➡ ナルヴィク(Narvik)バスにて ➡ スヴォルベル(Svolver)
ロフォ-テン スイートホテル泊
トロムソ長距離バスステーション
日本でバスの予約を取っておこうと、地球の歩き方に有ったバス会社のホームページを調べましたが見当たりませんでした。
それで、予約は諦めてチケットはバスの運転手さんからの購入となりました。
まず、トロムソからスヴォルベルへの直行バスは無いので、ナルヴィクまでいきます。
インフォメーションセンターのビルの1階にある待合所の掲示板で確認、ナルヴィク行きは10:30発100番のバスで、プラットフォーム7番からの出発です。
外気温は9度と寒かったし、バスが入ってくるのは10分前ぐらいだろうと考え、それでも20分くらい前には7番プラットフォームへ行ったのですが既にバスは到着し、乗客もすでに乗り込んでいました。
私達も慌ててバスへ、大きな荷物はリムジンバスのように外からバスのトランクへ入れるのですが、フィンランドでは乗客の荷物は運転手さんが全部乗せてくれたので待つことに。
でも、全然来てくれないし、女性も大きなリュックサックを自分で乗せていたので、ノルウェーでは自分たちでするんだと理解しました。
乗客も多くて、乗れるかしらと焦って、チケットを買うとき私達がシニアであると言うのをコロッと忘れて、シニアチケットを買い逃しました。
チケットはクレジットカードで買えます。
トロムソからナルヴィク(Narvik)へ
トロムソ(Tromso)10:30発→ノ-ルヒョースボットン(Nordkjosbotn)11:35→セテルモエン(Setermoen)13:10→フォスバッカン(Fossbakkan)13:37→ブジェクヴィック(Bjekvik)14:01→ナルヴィク(Narvik)14:23着
バスから眺める景色は素晴らしい!
ノ-ルヒョースボットン(Nordkjosbotn)の町の近くの風景で、見えているのはフィヨルドの海です。
バスの中には下のような電光掲示板が有って、次の停留所と時間が分かるので安心です。
私達は終点まで乗るので気分はゆったりです。
晴れていた空が標高が上がるにつれて雲が出てきました。外気温は6度です。
ガソリンスタンドでトイレ休憩です。
ちょっとしたお菓子や飲み物も売っています。
標高が下がると又晴れてきました。
あと10Kmほどでナルヴィク(Narvik)に到着です。
ナルヴィク バスターミナル
この建物がナルヴィクのバスターミナルで、中はショッピングセンターになっていて色々なショップが入っています。
次に乗るバスの時刻まで1時間30分ほどあるので中で食事をとりました。
どこに行っても子供達が多くていいですね。
これはバスターミナルの入口にある案内板で、バスの番号と時刻表がありますが見えづらいです。
なので、私達は今100番のバスでここまで来て、これから乗るバスを見ようとしましたが結局案内板では分かりませんでした。
スヴォルベル(Svolver)行きのバスを探すも見当たりません。
停まっているバスを一台づつ見ていくと、バスの行先表記にロフォーテン(Lofoten Islands)の文字を見つけました。
それで”ロフォーテンのオー(A)”と書いてあるバスの運転手さんに聞くと、スヴォルベルへ行くのはこのバスだと言うので乗ることに、でもその時運転手さんに私のスヴォルベルの発音が面白いと笑われてしまいました。
この路線はスヴォルベルまで(4時間くらい)一度もトイレ休憩は無かったので注意してください。
スヴォルベル(Svolver)
ロフォーテン諸島(Lofoten Islands)はノルウェーの北西に位置し、海に浮かぶアルプス山脈と言われるほど風光明媚な所です。
その中の中心的な町がスヴォルベル(Svolver)で、フィティルーテン(Hurtigruten)の船も就航しています。
私達も二日後にここから船に乗り込みます。
スヴォルベルのバス停に着くのが夜になると分かっていたので、ホテルの予約時にバス停から一番近いと思えるロフォ-テン スイートホテルを予約しました。
予め、バス停とホテルの位置もグーグルマップで確認していましたが、スヴォルベルの町のバス停は一つだと思っていたのですが、何か所か有りました。
最初のバス停で何人かの旅行者と思える人達が降りて行くのを見て、”ホテルは海のすぐそばだけど、ここなのかな?”と辺りを見渡しましたが、港らしき景色では無かったので止めました。
次のバス停は港の近くですが辺りは暗くて、確信は持てなかったのですがここで降りることにして、降り際に運転手さんにホテル名を言って尋ねましたが「知らない」と素っ気ない返事でした。
バスを降りて”今回も暗く寒い中ホテル探しか?”と心配しましたが、きょろきょろしながら周りを見渡し歩くと、なんとなくホテルの場所が分かりました。
そしてホテルの建物を見つけた時はほっとしましたが、あとはフロントが開いているかどうかです。
心配は出迎えてくれた男性の笑顔によって吹っ飛びました。