ザルツブルクは、モーツァルトの生誕地でもある事から、毎年ザルツブルク音楽祭が開かれており、「音楽の町」として世界的にも知られています。
一方、音楽の町とは違う側面として、ザルツブルクは強大な権力を持つ大司教によって支配されてきたことから、イタリアとの結びつきも強く、あちらこちらに壮麗な建築物も見られます。
また、郊外には映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台として、世界中の人々を魅了した「ザルツカンマーグート」の大自然が広がっている。
しかし、ザルツブルクの人々は驚くことにも映画「サウンド・オブ・ミュージック」のことを知らず、2011年秋始めて舞台が上演されて知ることになりました。
町は、川を挟んで旧市街と新市街とに別れており、中央駅側が新市街で、川の反対側が旧市街となっており、旧市街は徒歩で十分回れる広さとなっています。
ザルツカンマーグート ⇒ 「ザルツカンマーグートについて」
モーツァルトの生家
モーツァルトは1756年1月27日、ザルツブルクを管轄する大司教の宮廷音楽家レオポルト・モーツァルトの子として生まれています。
ザルツブルクには、モーツァルトの生家が今も現存しており、その生家には、ザルツブルクが誇る偉大な音楽家の誕生した家として、オーストリア国旗が掲げられています。
生家は、モーツァルトが生まれたとされる4階の部屋が博物館になっており、彼が使用した楽器・自筆の楽譜・手紙・肖像画などが展示されています。
また、3階にはオペラの舞台セットのモデルを始め、オペラに関する資料が展示されています。
開館時間:9:00~17:30(7・8月9:00~20:00)
モーツァルトの住居
モーツァルトの住居は、モーツァルトが17歳から24歳まですごした家で、「タンツマイスターハウス(舞踏教師の家)」と呼ばれ多くの作品が生まれた場所でもあります。
残念ながら、第2次世界大戦で1度破壊されており、その後、日本企業などからの寄付により、家の復元時期が早まり1996年に再公開されました。
開館時間:9:00~17:30(7・8月9:00~20:00)
入場時間:閉館30分前まで
入場料金:7ユーロ(大人)、6ユーロ(学生)
備考:日本語のオーディオガイドで見学できる。
ホーエンザルツブルク城塞
城塞内部には歴代司教の居室や拷問部屋などがあり、ライナー博物館で武器・拷問具・工芸品が展示されています。
また、ホーエンザルツブルク城塞には、徒歩またはケーブルカーで上れるようになっています。
開館時間:10月~4月9:00~17:00、5月~6月9:00~20:00、7月~8月9:00~22:00、9月9:00~20:00
入場料金:11ユーロ(大人)
備考:オーディオガイド40分とケーブルカー往復料金込み
ミラベル庭園と宮殿
ミラベル庭園と宮殿は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」で撮影された場所としても有名なスポットで、1606年に建築され1818年の火災後に修復されたものとなります。
ミラベル宮殿について見学できる場所は、「天使の階段」と呼ばれる彫刻が刻まれている階段と、「マルモアザール(大理石の間)」のみとなっています。
また、ミラベル宮殿は現在、観光スポットだけでなく、市役所や図書館として実用的にも活用されている建物となっています。
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