オーストリアで最大の楽しみは、何といってもコンサートやオペラなど、クラシックの舞台を鑑賞することです。
普段はリラックスした服装で旅行をしている方も、たまにはビシッとキメてコンサートに出かけてみては如何でしょう。
座席の特徴
国立オペラ座ではロージェというボックス席を試すのも楽しみの1つです。
ロージェの2・3列目は比較的安価で求められますが、その分舞台全体が見えないため注意が必要になります。
また、全席字幕モニター(ドイツ語、英語)付きとなっています。
チケット料金
座席の種類は、8カテゴリーと演目・出演者により、ABCの3カテゴリーに分かれており、それぞれでチケット料金が異なっています。
チケットの予約と支払い方法
音楽祭や日程
音楽祭や日程は、下記のオーストリア政府観光局や国立オペラ座のホームページで事前にチェックしてください。
・オーストリア政府観光局ホームページ(日本語):ウィーンのイベントスケジュール一覧
・国立オペラ座ホームページ(英語・ドイツ語):ウィーン国立オペラ座、スケジュール選択
・A&A Tickets Online(日本語):ウィーン国立オペラ座、スケジュール一覧
インターネットでのチケット予約
・国立オペラ座ホームページ(英語・ドイツ語):国立オペラ座ホームページTOP
・国立オペラ座公式パートナー(日本語):国立オペラ座公式パートナーサイト
ファックスでの予約
ドイツ語または英語で、劇場名、公演日、演目、希望する座席と金額、チケット枚数、申し込み者の氏名・住所、を公演の3週間前までに届くよう下記へ郵送またはファックスする。
Wiener Staatsoper(国立オペラ座)
住所:Hanuschgasse 3,A-1010 Wien,Austria
FAX番号:(+43/1) 51 444/3669
予約は何ヶ月も前からできるが、返事は通常1~2ヵ月前くらいにくるので注意が必要です。
料金の支払いは現地からの請求により、公演の2週間前までに着くように、日本の銀行から送金するようにし、予約切符は公演の7日前から公演の前日までに、国立劇場連盟前売り発売所(ゲーテガッセ1番地)で受け取ります。
電話での予約
英語またはドイツ語が必要となりますが、クレジット決済を利用する場合の電話申し込みとなります。
一般前売り開始日の翌日から取り扱い。月~金曜:10時~18時、土・日・祭日:10時~12時(ただし第一土曜およびクリスマス前のアドヴェント期間中の土曜は10時~17時)。
予約電話番号: (+43/1) 513 1 513
立ち見チケットを買う方法
オペラを見たいと思ったら、まずインフォメーションセンター(案内所)にて、その月のプログラムを貰います。
立ち見は予約できないので、開演2時間ほど前に(人気の演目の時はもっと早く)国立オペラ座、正面から向かって左側にある入口に並びます(チケット売り出しは開演の1時間20分前)。
チケットを買ったら、良い席、なるべく正面を取り、その場所の手すりの1つ下のバーにハンカチを巻つけ、ハンカチを巻つけた後は外に出ても大丈夫です。
また、オペラグラスの貸し出しもあります。
フォルクスオーパー
1898年皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の即位50周年を記念して建てられ、主に演劇用として使われているのですが、20世紀に入るとオペラやオペレッタの上演も行われるようになります。
現在はオペラやオペレッタ、ドイツ語によるミュージカルが上演されています。
フォルクスオーパーのチケット
チケット料金
座席 7カテゴリーと演目・出演者ABの2カテゴリーに分かれている。
チケットの予約と支払い方法
チケットの購入方法は、ファックス・電話・インターネット予約などがありますが、詳細については下のフォルクスオーパーのホームページをご覧ください。
フォルクスオーパーホームページ(日本語):フォルクスオーパー日本語版へ
楽友協会ホール
ウィーン楽友協会は(通称:Musikverein)は1812年の設立、建物はデンマークの建築家テオフィル・ハンセンによって1870年に完成。
黄金に輝くゴールデナー・ザール(大ホール)は世界で最高の音響効果をもつコンサートホールとして有名。
元旦のウィーン・フィルのニューイヤーコンサート会場。ほかに、ブラームス・ザールほか大小のホールがある。
チケット購入方法
インターネットにてオンライン予約・購入できるほか、インフォメーションセンターや市内の有名観光場所で楽団員が中世のいでたちで販売しています。
楽友協会ホールホームページ(日本語):楽友協会ホールホームページへ
コンツエルトハウス
コンツエルトハウスは、1913年に完成した世紀末様式の建物の中に大ホール・モーツァルトザール・シューベルトザールの3つのホールがあるウィーン交響楽団の本拠地です。
また、コンツエルトハウスは、歴史的に現代音楽に積極的なことで知られ、ストラヴィンスキー・バルトーク・ベルク・ヴェーベルンらの作品がウィーン初演で行われました。
来年、2013年が建設100周年にあたり、作曲コンクールでオーケストラ部門で日本人の作曲家、薮田翔一氏が最優秀賞に選ばれ、2013年4月26日に初演奏がこのホールで行われます。
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国立オペラ座
世界3大オペラ座の1つ。1869年、フランツ・ヨーゼフ1世臨席のもと「ドン・ジョヴァンニ」の上演によってこけら落としが行われました。
その後、第2次世界大戦で爆撃を受け1度崩壊してしまいましたが、1955年11月、カール・ベーム指揮の「フィデリオ」によって再開されています。
また、歴代の監督にはマーラー、ワインガルトナー、R・シュトラウス、ベーム、カラヤン、マゼールなどスター指揮者が並び、日本の小沢征爾さんも2002年9月に音楽監督として就任していました。
国立オペラ座は、舞踏会シーズンの頂点を極める「オペラ座舞踏会」の会場でもあり、観光客のための館内ガイドツアーもあります。