フランクフルト・アム・マインは、通称「フランクフルト」と呼ばれるドイツ第5の都市で、ライン川下りや、ロマンティック街道、メルヘン街道などへ「旅の出発点」、ヨーロッパの「空の玄関口」としては多数のビジネスマンも訪れる町です。
町はマイン川で南北に分けられていて、観光の中心は北側の旧市街地に集中しており、メインストリートの「カイザー通り」は、フランクフルト中央駅から真っ直ぐに伸び、「町のへそ」のゲーテ広場や18世紀のバロック風の建物ハウプトヴァッへと続いている。
ショッピングの中心は、「ハウプトヴァッ周辺」や「カイザー通り周辺」で、日本語で呼び込みをする「バー」なども有りますが、安全のため怪しい場所には近寄らないほうが良いです。
特に夜間は、中央駅周辺でもドラッグ(違法薬物)などをやっていたり、売人もいたりと、治安がもうひとつなので注意が必要です。
また、インフォメーションセンターは中央駅構内のレーマー広場にあります。
フランクフルト空港からのアクセス
フランクフルト・マイン国際空港はフランクフルトの南西9Kmに位置しており、「ターミナル1」の地下には、空港ローカル駅(Flughafen-Regionalbahnhof)があり、町の中心に近いフランクフルト中央駅方面行きの「Sバーン8」「Sバーン9」が運行しています。
- フランクフルト空港からの所要時間:約10分~15分
- 4.10ユーロ(大人)
※ ユーレイルグローバルパス使用可(西ヨーロッパ23カ国で利用できる鉄道パス)
ゲーテハウス
ゲーテハウスは、ゲーテの生家で、名作「若きヴェルテルの悩み」や「ファウスト」もこの家でから誕生しています。
第2次世界大戦中に1度は破壊されてしまいましたが、市民がレンガを拾い集め、疎開させてあった家具などを戻して復元されています。
書斎には、ゲーテが使っていた家具が当時のままの配置で残されており、北隣にはゲーテ博物館もあります。
- 開館:10:00~18:00(日、祝17:30)入館は閉館30分前まで
- 休館:12月24・25・31日・1月1日・聖金曜日
- 入場料:5.00ユーロ(大人)、2.50ユーロ(学生) - 2011年時点
大聖堂と旧市庁舎レーマー
大聖堂は、14世紀に建てられたゴシック建築物で、神聖ローマ帝国時代に戴冠式が行われていたことから「皇帝の大聖堂、カイザードーム」とも呼ばれています。
旧市庁舎レーマーは、階段状の切り妻屋根(三角形の屋根)が非常に美しい建築物ですが、残念ながら大戦で1度全壊してしまったため、前面の一部と、中央の建物の2階にある「皇帝の間」だけが復元されています。
また、復元された「皇帝の間」には、52人の皇帝達の肖像画が飾られています。
大聖堂
- 開館:夏季9:00~12:00、14:30~18:00(金・日・祝:14:30~18:00、冬季~17:00)
- 休館:無休(ミサの時は見学不可)
皇帝の間
- 開館:10:00~13:00、14:00~17:00
- 休館:不定休(特別行事開催時)
- 入場料:2ユーロ(大人)
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フランクフルト市内の交通
フランクフルトの移動手段として便利なのは、「Sバーン」と「地下鉄Uバーン」で、他に市バスやトラムなどもあり、全てのチケットは共通となっています。
チケットの購入
チケットは、乗車前に停留所やホームへ降りる前にある自動販売機で購入します。
※ 短区間券は乗車距離が2Km以内で有効で、中央駅から見所の多い「レーマー」まで含まれます。
フランクフルトカード
フランクフルトカードは、市内のSバーン、Uバーン、バス、トラムが乗り放題となり、主要博物館・美術館が最高50%引きになります。
1日券8.90ユーロ、2日券12.90ユーロとなっており、案内所(インフォメーション)で購入する事ができます。