イタリア旅行

イタリア旅行に向けた下調べ・予約準備

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イタリア旅行に向けた下調べ・予約準備

イタリア建物
2012年9月にオーストリアの2人旅行を経験してから、次は2013年の春に再び2人きりの珍道中の旅をニュージーランドと決めて計画していたところ、JTBからパンフレットが届きました(2011年1月にJTBでスペインとポルトガルへ行ったからでしょうか?)。

中身を見てみると「ビジネスクラスで行くヨーロッパ」ということだったで背の高い主人は飛行機の中が普通以上に辛い、またビジネスクラスにしては格安だった事もあり、予定を急遽変更して次の目的地をイタリアに決めました。

イタリアは軽犯罪の多い国のようなので、2人での旅行に躊躇していたこともあり、今回はツアーでの旅行となりますが、「自由行動が1日半」、「夕食が付いていない日が多い」、「全ホテル『バスタブ付き』」となっていたので、迷う必要は有りませんでした。

イタリア出発までの下調べ

地球の歩き方の本
イタリア旅行はツアーですので、添乗員さんが同行するため特にイタリアについて深く勉強する必要は無かったのですが、「少しはイタリアについて勉強していったほうが、よりイタリア旅行を楽しめるのでは?」と考え、事前にイタリアの概要など個人的にまとめてみました。

特に、ツアーでイタリアへと向かわれる方にとって必要な情報では無いかも知れませんが、個人でのイタリア旅行を計画されている方にとっては「役に立つイタリア情報」になっていると思います。

イタリアの基本情報

正式国名イタリア共和国(Rpubblica Italiana)
面積30万1328キロ平方メーター(日本の約80%)
人口約6000万人
首都ローマ(Roma)
民族構成ラテン系イタリア人
宗教カトリックが95%
言語イタリア語
通貨ユーロ(E,EURO,EURとも略す)補助通貨はセント。イタリア語で(エウロ、センチティモ)
銀行営業:月~金8:30~13:30、15:00~16:00
休日(土、日、祝日)
デパートやショップ夏と冬でやや異なる。10:00~13:00、16:00~20:00頃。休日(日、祝日、他)
レストラン昼食12:00~15:00頃、夕食19:00~24:00頃。水は注文する(アックア ミネラーレ)。
電圧とプラグ日本国内の電化製品は使えない。プラグはCタイプで変圧器が必要。
チップレストランやホテルはサービス料込みが多い。必ずしも必要ない。
飲料水石灰の多い硬水。ガス入り(Con Gasコン・ガス)、ガスなし(Senza・Gasセンツァ・ガス)
時差8時間(日本時間から8時間引けばよい)
気候地中海性気候で比較的温暖だが国土が南北に長い為地域により異なる。冬は比較的雨多い。

上の表が、まずイタリアについて調べた最低限の旅行に必要な知識になります。

注意しておきたい点は、飲料水についてなのですが、普通に飲料水として炭酸水が「水」として販売されているので、日本人が言う水は「Senza・Gasセンツァ・ガス」となるので購入時には注意したいところです。

簡単なイタリア語での挨拶

 必要無いかも知れませんが、やっぱり簡単な挨拶くらいはイタリア語で返したいと思い、少しだけ単語をメモしておきました。

日本語イタリア語
はいSi・シィ
いいえNo・ノ
こんにちはBuongiono・ボンジョールノ
ありがとうGrazie・グラッツィエ
Stazione・スタツォーネ
トイレToilette・トイレッタ
Signore・シニョーレ
Signora・シニョーラ
出口Uscita・ウッシータ
入り口Entrata・エントラータ
Ciao・チャオ親しい間柄で(こんにちは)(さようなら)使う。
Buono・ヴォーノおいしい!発音が難しく間違えると変な意味になるので使わないほうが無難。
~までPer・ペル(テルミニまで→Per Termini・ペル テルミニ)
片道のみSolo Andanta・ソロ アンダータ
大人2枚Due Adulti・ドゥェ アダルティ
切符2枚Due Bilietti・ドゥェ ビリエッッティ
2等Seconda Classe・セコンダ クラッセ

鉄道

イタリアの列車1
イタリアの鉄道は遅れることやストが多いことで有名で、特にローカル線を利用する場合は十分な時間をとり、ゆとりをもったプランをたてることが大事です。

ただ、全面ストは少なく、間引き運転や出発の遅れなどのケースが多いようですが、10日前にはストの予告が出されるので、ウェブサイトで確認したりしましよう。(ホームページ:http://www.mit.gov.it/mit/site.php)

乗車券や指定券は駅や各地の旅行代理店で買え、普通列車のR(レッジオナーレRegionale)やRV(Regionale Veloce)以外は、ほぼ全て座席指定になっている為、乗車券と指定券がひとつになった包括運賃チケットの利用となります。

イタリアの列車2

座席指定(要予約)無しで乗車すると罰金(50ユーロ以上)が科せられるるので予約は忘れずにしましよう。

予約の方法は、日本からではイタリア鉄道のホームページ:http://www.fsitaliane.it/から全路線の時刻表、所要時間、料金がわかり、切符の購入もできます(一部のE(Espresso急行列車)、Rは購入不可)。
(ホームページ:http://www.trenitalia.com/cms/v/index.jsp?vgnextoid=ad1ce14114bc9110VgnVCM10000080a3e90aRCRD

トレインイタリア(鉄道)の切符

それから、RVやRを利用する時は、チケットに日時が印刷されているかチェックし、無ければホームの入り口などにある自動刻印機で必ず日時をパンチしょう。日時のパンチをし忘れると罰金です。

ただし、座席指定の列車は切符にすでに刻印されているので不要で、大きな駅には自動券売機が設置されていて、ここで買った場合でも日付けは刻印されているので不要です。

イタリアではユーロの小銭が少ないため、自動券売機などで切符を買ってお釣りが出ないということもあるそうなので、空港などで水を買ったりして小銭を作っておきましょう。

トレインイタリア(鉄道)の電光掲示板

次に、トレインイタリア(鉄道)の電光掲示板に表示されているイタリア語の意味は下記のとおりです。

INFORMAZIONI(インフォメーション)、DESTINAZIONE(行き先)、CATEGORIA(列車の種類)、ORE(通常の発車時刻)、RITARDO(現在の遅延時間)、BINARIO(発車ホーム番号)。

バス

 ミラノやローマの主要都市の市内路線バスをはじめ、南イタリアやトスカーナ地方などをめぐるのにもバスは便利ですが、ただ地方は本数が少なかったりするので事前にインフォメーションなどでチェックが必要です。

主要都市のバスの路線や運賃や時刻表は日本からウェブサイトで見ることが出来ます。
※ ホームページ:http://www.atac.roma.it/index.asp?lingua=ENG

バスのチケット

チケットはタバッキ(タバコ屋さん)や運転手さんから買え、均一料金なので、タバッキで買う時は使用回数分だけ一度に買っておくこともできます。

バスにはドアが3つ有りますが、真ん中は降りる人専用なので、前か後ろから乗り、チケットを運転手さん見せる必要はありませんが、乗ったら打刻機があるので必ず打刻しましょう。

タクシー

 信用できるタクシーは少ないと思っておきましょう。イタリア人でもボられるくらいだからしかたないと思うかです。

宿泊施設

 観光シーズンの夏季やイベントがある時期は観光客であふれるので予約がお薦めです。田舎のホテルは星の数が少ないところは、ホテルより設備の面でペンショーネのほうが良かったりすることもある。

余談ですが、イタリアに限らずヨーロッパのホテルは建物が古いので、バスルームのドワが風呂の湯気で膨張し、きっちり閉めていると出る時に開かなくなることがあるそう(実際にあったそうです)なので、少し開けているのがベストだそうです。

宿泊施設についての簡単な知識

ホテルイタリア語でアルベルゴ。5星から1星まで有り
ペンショーネ小規模な家族経営の民宿(B&B)
ソジョルノやロカンダペンショーネより安い
ペンショナート女性の為の宿として宗教団体が経営(3~4人のドミトリー形式が多い)
アグリトゥリズモ農閑期に農家が部屋を提供する(ファームステイのようなもの)
ユースホステル大都市では予約したほうが良い

食事

 一般にレストランはリストランテ(Ristorante)、トラットリア(Trattoria)、オステリア(Osteria)などと呼ばれ、リストランテは高級店、トラットリアは家庭料理が主体の大衆的な店、オステリアは居酒屋風といわれています。

レストランに入る時は、店の前に出ているメニューの値段や客層、店の雰囲気を確認してから入りましょう。

イタリアのレストランでは、コペルト(Coperto)と呼ばれる席料(パンとテーブルクロス代)1~4ユーロを取るお店があって、パンはすでにセッティイングされていて、食べなくても料金は取られます。

料理は前菜(アンティパスト Antipasto)パスタの前の意味で「生ハムとメロン」などと、第一の皿(プリモ・ビアット)パスタなど、第二の皿(セコンド・ピアット)肉や魚のメイン料理と、デザートのドルチェ(dolci)とフルーツとコーヒーです。

食事時間はコースなら2時間くらいはかかると思い、料理の量はだいたい1皿2人前(1人分をコースで頼み、2人で食べるのがベター)ぐらいと考え、もしコースで食べないなら最初に店の人に断りを言いましょう。

イタリアの娯楽

オペラのパンフレット
イタリアといえば、オペラで、秋から冬にかけては屋内ホール、夏は野外ホールで行われることが多く、チケットは劇場のチケット売り場や市内のチケットオフィスで売っています。

世界で一番有名なのがミラノのスカラ座で、ローマのテルミニ駅近くにあるオペラ座も11月から6月にかけてオペラやバレエが上演されます。

劇場のある街のインフォメーションで、演目などの情報もわかるので、街に着いたらチェックしておき、チケットを入手しておきましょう。

サッカーの紹介パンフレット

 もうひとつの人気はサッカーです。シーズンは9月から5月ぐらいまで、毎週日曜日に試合が行われます。土曜日にも2試合ほど行われますが、カップ戦や天候により変わることがあります。

 チケットはスタジアムで当日券の購入も可能ですが、購入と入場にはパスポートが必要なので、忘れないようにしましょう。

付加価値税

 イタリアに限らずユーロ圏では商品には付加価値税という税金がかけられていますが、ユーロ圏外の人が、その商品を未使用のままユーロ圏外に持ち出す場合は、税金の一部の還付が受けられ、そのことをグローバル・リファンドと言います。

イタリアの場合、グローバル・リファンドの加盟店(Tax Freeの看板のあるお店)で、同じ店舗で、同じ日に最低金額154.94ユーロ以上の買い物をすると空港で税の還付(2~14.5%)が受けられます。

上記の条件を満たせば、レジでパスポートを提示し、「タックスフリーショッピング、チェックプリーズ」と言って、レシートと書類をもらいましょう。

書類を貰ったら名前などの記入間違いがないかチェックし、未使用が条件なので、品物は未開封のままにしておき、書類とレシートは一緒に保管しておきましょう。

免税手続きのできる空港は、ミラノのマルベンザ国際空港とローマのフィウミチーノ国際空港があり、日本では成田国際空港と関空国際空港にあります。

税関スタンプ受領期限は、品物を買った月の月末から起算して3ヶ月以内で、リファンド(払い戻し)期限も同じで、手続き方法は「ローマから日本へ」の出国空港のページに記載しています。

関西国際空港での税金還付方法

ローマで買ったチーズ
ローマで買ったワイン

 関西国際空港では、空港駅ビル3階にある空港総合サービスセンター内に最終出国税関で税関承認印を受けた免税書類を提出すると、その場で円で払い戻しを受け取ることができます。

 カスタマーセンター(日本語可) 営業日時: 月曜日~金曜日 午前10時~午後7時
TEL: 03-4530-3623
E-mailアドレス: taxfree@global-blue.com

【関西国際空港】
営業時間:午前8時30分~午後6時30分(元日を除き年中無休)
所在地:南海国際旅行(空港駅ビル3F)
http://www.geo-nti.co.jp/vat/top.html

営業時間外は現金の払い戻しを受け取ることはできません。 営業時間外に到着されたお客様や、払い戻しカウンターに立ち寄ることができない、この他の空港をご利用のお客様は、クレジットカード、または小切手での払い戻しになります。税関スタンプを受領した免税書類、レシート(必要な場合)を一般封筒に入れ、切手を貼って下記宛先まで郵送ください。

〒549-0011
大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1番
株式会社南海国際旅行 VAT担当 宛

イタリアでのショッピング(お土産)の一覧

ベネェツィアングラス有名なガラス工芸(グラス、一輪挿し、写真たてなど)
皮製品なめしが素晴らしい(小物から靴、ジャケット類まで)
チーズパルミッジャーノ・レッジャーノチーズ、ベコリーノチーズ、粉チーズ
チョコバッチチョコ、フレークトリュフチョコなど
パスタリゾット・アッラ・ミラネーゼ、スパゲッティ・ラッラ7・シチリアーナなど
ワイン等級は上からDOCG,DOC,IGT,VdTにランク分けされる

イタリア旅行の注意点

 凶悪犯罪はまず無いようですが、置き引き、スリに要注意で、人ごみには必ずスリがいると思って行動し、パスポートやクレジットカードは別の袋に入れてセーターの内側などに首から提げましよう。

ホテルの中も部屋以外は誰でも自由に出入できるので、安心とはいえず、ホテルのロビーやレストランでも注意が必要です。

ミラノ市内を走る2階建て観光用バス

又、タクシーやバスの乗り降り時での、スーツケースの盗難も報告されているそうなので、必ず自分の手元に置いて注意することが大切ですです。

以前見たテレビに、イタリアのナポリでの買い物風景が映っていましたが、そこでは女性が買い物をしてお金を払う時、ブラジャーの中に手を入れてお札を取り出していました。

その女性にインタビューをすると「スリが多いので、ここでは女性はみんな昔からそうしています」と答えていました。イタリア人でもそれくらい注意が必要なんですね。

スリや置き引きをする人は、きちっとしたビジネス風にスーツを着ていたり、旅行者風を装ったりして、見た目に怪しげな人とは限りません。

ミラノのおまわりさん

また、つり銭詐欺もあって、買い物などでお釣りをもらったら間違っていないかその場で確認し、間違っていればお釣りを見せ、「間違っている」とはっきり言いましょう。

イタリアではポリボックスが無い為、おまわりさんはいつもパトロールしていますが、何かあった時はこちらから声を掛けないと何もしてくれないそうです。

海外旅行の注意点

 海外でよく目にするのが、ブランド物のバッグや財布、時計などをもってきている人でが、これは「日本人は金持ちだから襲ってください」と言っているのも同じだと思います。

私達は海外に行く時は、財布は100円ショップで買ったような財布にしていますし、小額紙幣も一枚一枚折って重ねずに財布にしまい、出す時は袋の中で枚数を見て、出来るだけ支払う分だけ出します。

小額紙幣は私が小銭と一緒に、違う財布に入れて持っていますし、高額紙幣はその日使う分だけ主人が持ち、日本円も2人で分け、その国のお金も分けて、合計6箇所くらいに分けて持っています。

団体旅行の方も、自由行動などで個人的に行動するときがあると思いますので、くれぐれもブランド物は持って行かれないようにお薦めします。

後に行く日本人旅行者が「金持ちだ」と思われて被害にあう事がないためにもお願いしたいものです。

以前、ホノルルで知り合った若い新婚さんですが、その時がお二人共、初めての海外旅行だったそうで、ブランドの財布からお札が見えるような状態で買い物のお金を払ったら、その後、他の物売りにしつこく付きまとわれて困ったそうです。

お昼の明るい、まして有名ショッピングモール内だったから良かったけれど、夜のメイン通りから一本外れた道なんかを歩いていたらと思うとゾーとしますね。

海外旅行でブランドのバッグをさげて歩いているのは、若い女性に多いように思えますし、卒業旅行の海外ツァーに参加している大学生の中には国内の修学旅行気分でに参加している人がいて、特に無用心に見えます。

次に、ブランド品を買ったらブランド店の袋をさげてブラブラ観光などしないで、違う袋に入れ替えるか、すぐにホテルへタクシーで帰るなどの行動をとる事をお薦めします。

海外では特に、こちらから声を掛けないのに近づいてきたり、日本語で話しかけてきたりする人には要注意です。

それに、同じ日本人同士でも注意が必要で、考えたくありませんが、日本人が日本人を騙すこともあるそうなので、楽しい旅行だったと思える為にも、用心の上に用心が大切です。

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