アメリカ旅行3日目・2013年9月12日(木)

間欠泉の水蒸気

 さて今日は、この旅行で私が一番といってもいいくらい楽しみにしていた‘イエローストーン国立公園’へ足を踏み入れますが、滞在期間中にどんな動物に遇えるか、間欠泉は見られるのか、とてもワクワクしています。 

 今日の行動予定は、レクスバーグ→ウエスト・イエローストーン→マディソン→カイザーカントリー(オールドフェイスフル)→マンモス・ホット・スプリングスまで約270Kmの行程です。

ホテルを出発

 夜中に降っていた雨も3時ごろには上がり、安心してもうひと寝入り、5時に起きると今度は本降りの雨で、昨日の「あの美しかった夕焼けは何だったの?」って感じです。

 ホテルの朝食はコンチネンタル料理のバイキングで、ホテルの朝食とまではいきませんが、スクランブルエッグにベーコン、ゆで卵、果物にパンと、飲み物も各種揃っていて、十分満足で美味しくいただきました。

メインドーロの四つ角に立つウエスト・イエローストーンの看板

 7時30分ホテルを出発、昨日走ってきた‘US-20’に入り、まずはイエローストーン国立公園の西のゲートの町、ウエスト・イエローストーンを目指しますが、朝食時にテレビで見たこの地方の天気予報によると、今日行く所の予報は‘雨’です。

赤と黄色の車間で黒い車があお向けの状態

 ホテルを出発して100Kmほど走るとトイレに行きたくなったので、お茶休憩をとろうと店を探していると、路肩に横転した車を見つけたので写真を撮りましたが、ソルトレイクからここまでに、何台か路肩に放置されたままの事故車や、破裂して飛び散ったようなタイヤなどをよく目にしました。

川岸に建つレストランのお店の外観

 アイダホ州の北のはずれにある小さな村、カスケード・アベニューのヘンリーズ・フォーク川沿いのレストランを見つけたので、入る事に、中には愛想の良い若いウエートレスさんがいて、ニコニコとメニューを持って来てくれたので、コーヒーだけのつもりが、まだお腹はすいてなかったのですが、パンケーキとフレンチトーストを頼んでしまいました。

パンケーキ3枚とコーヒー

 お味はというと、パンケーキは見た目は日本のホットケーキですが、少し粉っぽく、少し塩辛かったし、フレンチトーストは日本のイメージではなくて、トーストにメイプルシロップをかけてあるだけですが、まあまあ美味しかったようです。

 ここは山の中の小さなお店で、川の向かい側にはリゾートモーテルもあって、宿泊客が魚釣りや川遊びを楽しめそうですが、今は秋めいてきているせいか、ひっそりとして、川沿いに並ぶリクライニングベンチが雨に濡れて寂しそうです。

 帰り際にとても感じの良いウエートレスさんだったので、いつものように‘折り鶴’を渡すと、とても驚いて「とっても綺麗!」と私達が感じていた通りの性格の良さそうな、人懐っこい笑顔でお礼を言ってくれて、私達も雨で沈みがちだった気持ちがハッピーになりました。

ウエスト・イエローストーン

 さて、気分良くお店を出て、アイダホ州と別れモンタナ州のウエスト・イエローストーンの町まで走りますが、ナビは州が変わる度に入力し直さないと地名を入れてもヒットしないのが厄介で、こんなことでもアメリカの大きさを実感します。

 モンタナ州は少しの区間だけなので、ナビにはワイオミング州のイエローストーン国立公園を入力しスタート、雨はまだ降り続いています。

 レックスバーグの町を出て、初めて町らしい賑わいを感じた所がイエローストーン国立公園の西口ゲートに隣接するウエスト・イエローストーン(ウエスタンリゾート)の町で、西部劇の町並みのような小さなダウンタウンにレストランやギフトショップが並んでいました。

 この町で、スーパーマーケットを探し、これから2日間の飲料水や食料(私達の宿泊予定の公園内のロッジは朝食が付いていないし、公園内は入手しにくく、値段も高いと思うので)を確保することにしていました。

 スーパーマーケットは町が小さいこともありますが、旅行者の利用も多いのか、道沿いに大きな看板が出ていて、簡単に見つけることができ、パン、果物、水、ヨーグルトなどを買いました。

西口ゲート

イエローストーンの看板 イエローストーンのチケット

 国立公園の看板の前で記念写真を撮ってゲートへ、入り口は2つあって、初入園のほうが車が多いと思い、長い方の列に並び待っているとゲート近くに‘NO CASH’と看板があったので‘カードで払おう’とゲートに行くと「ここは再入園専用」と言われ、Uターンして並び直しです。

 入園料(グランドティトン国立公園との共通券で、車1台25ドル同乗者込み)を払っていよいよ国立公園に入り、ここから14マイル(23Km)でマディソンに着きますが、マディソンのジャンクションのすぐ手前にインフォメーションがあるので、そこで情報収集をしようと考えていましたが、通り過ぎてしまいました。

 そうそう、この入園料は1週間有効で、1週間以内なら何度出入りしてもいいので、園内での宿泊ができない(宿泊施設の予約が難しい)人は、ゲート近くの町に宿泊して再入園します。

イエローストーン国立公園

イエローストーンのメイン道路の地図

 イエローストーン国立公園は8の字型にメイン道路が走っていて、北のループを‘アッパーループ(1周113Km)’、南のループを‘ロウアーループ(1周152Km)’と呼びます。

 公園内は‘カイザーカントリー(間欠泉地域)’、‘マンモスカントリー(マンモス・ホット・スプリングス周辺)’、‘ルーズベルトカントリー(タワー・ルーズベルト・ロッジ周辺)’、‘キャニオンカントリー(渓谷地域)’、‘レイクカントリー(湖地域)’と大きく5つに分けられています。

カイザーカントリー

平原に幾つもの間欠泉が見られます

 カイザー(Geyser)とは間欠泉のことで、マディソンのジャンクションを右折して、ロウアーループのメイン道路を南下すると、イエローストーンの中で一番有名なオールドフェイスフル・カイザーをはじめとする間欠泉や泉が数多く見られる地域に入ります。

 ビジターセンターをはじめ、ロッジ、郵便局、ガスステーション、ジェネラルストアーもあるカイザーカントリーから訪問します。

ファイヤーフォール キャニオン ドライブ

遠くにエルクが数等見える

 マディソンジャンクションを右折すると間もなく、右手に南行き一方通行の‘ファイヤーフォール・キャニオン・ドライブ (Fire hole Canyon Drive)’があり、ファイヤーフォール川に沿って草原が広がっていて、間もなく、車道から10mほど先の草むらに‘数等の雌のエルク’を見つけ「ラッキー!!」と感動しました。

木々の間にいるバイソン

 小雨は降っていますが、景色に魅了されながらドライブすると、今度は‘バイソン’を木々の間にいるのを見つけ大興奮、こんなに早く動物達に会えるとは思っていなかったのでうれしい限りです。

雨の中滝から流れる水量の多い綺麗な川 赤いヤッケのおばさんの後ろに流れる川

 一方通行(Fire hole Canyon Drive)の終点はファイヤーフォール滝で、落差はそんなにありませんが、水量の多さと、観光客がほとんどいないので、2人で自然を満喫しました。

ロウアー・ガイザー・ベイスン

間欠泉が川の近くに上がっている ブルーのプールに投げ込み禁止の立て札

 ロウアーループのメインロードに戻りしばらく南下すると、右手前方が霧か靄が発生したようにかすんでいて、「雨のせいで見通しが悪くなってるのかしら」と思っていると、それは間欠泉が吹き上げた水蒸気と分り、「イエローストーンに来た~」と実感しました。

 ここがロウアー・ガイザー・ベイスン(Lower Geyser Basin)で、早速、車を止めてトレイル(遊歩道)を歩くことに、最初に見たのが‘天青プール(CELESTINE POOL)’で、お天気が良ければプールの青がもっと青く見えるのではないかと思うと残念でしかたありません。

泥が噴出すようす

 もう少し右手に歩くと、ロウアー・ガイザー・ベイスンの一番の見所の、大きな‘ファウンテン・ペイント・ポット(Fountain Paint Pot)’があり、多くの立ち枯れた木の中にぐつぐつと泥が煮えかえるような様は不気味で、いったい何度くらいあるのか計ってみたいような気持ちにかられます。

ミッドウエー・ガイザー・ベイスン

異様なプールと奥には森

 ロウアー・ガイザー・ベイスンから、さらに南へ走ると、ミッドウエー・ガイザー・ベイスン(Midway Geyser Basin)が有り、ここでは直径113mもある、オレンジ色の不気味な様相に縁取られた、グランド・プリズマティック・スプリング(Grand Prisumatic Spring)を見ることができます。

パンフレットのグランド・プリズマティック・スプリング

 あまりに大きいのと、トレイルから離れているせいか、地上から全体像は見ることは難しいですが、異様な醍醐味を味わうには十分です。

オレンジに縁取られたプール

 ファイヤーフォール キャニオン ドライブの回りに広がる、美しいおおらかな自然を見てから、わずかな時間の後に、広大な土地のあちらこちらから水蒸気が上がり、オレンジ色に縁取られたブルーの泉が点在する様は、他の星に迷い込んだような錯覚を覚えます。

ビスケット・ベイスン

手とビスケット・ベイスンのトレイルと青いプールの写真が写った看板

 今朝から降り続いていた小雨が、うれしいことに上がり、空全体が明るくなって、弱い日差しながらも射すようになって、オールド・フェイスフルではトレイルを1時間以上歩くのでお日様に感謝です。

別の角度から見た青い透明度のプール 手を入れてみたくなるほどの青い透明度のプール

 さて、もう少し南下すると道路の右手にビスケット・ベイスン(Biscuit Basin)が見えてきますが、ここは高い透明度で有名なサファイアプール(Sapphire Pool)があって、私の写真の技術の無さが残念なほどで、吸い込まれそうな感覚になるほど美しいプールでした。

青いプールの真ん中から間欠泉が噴出している プールの周りにところどころ湯気と奥には山

 その他、名前のような色には見えなかったけれど、ブラックオパール・スプリング(Black Opal Spring)や‘噴出する油田’という名前のスーポーター・ガイザー(Spouter Geyser)はラッキーなことに、丁度横を歩いている時に噴出し、見ることができましたが、3、4回噴出した後はぴたりと止まってしまいました。

数本の枯れ木の間にあるプール

 オパールのように乳白光を放つ、オパールセント・プール(Opalescent Pool)などがあり、私達は行かなかったのですが、トレイルを2Kmほど歩くと、人気のミスティック滝があるそうで、ここも見所いっぱいのエリアでした。

川のそばに上がる蒸気

 トレイルからは少し離れていますが、奥にみえるのが‘クリフ・ガイザー(Cliff-gayser)’でまさに川岸にあります。

ブラックサンド・ベイスン

ブラックサンド・ベイスンのトレイルの案内看板

 オールド・フェイスフル(Old Faithful)とメイン道路を隔てた向かい側にあるのが、ブラックサンド・ベイスン(Black Sand Basin)で、ここはエメラルドプール(Emerald Pool)で有名です。

緑色に縁取られたプール

 このプールは、黄色の藻が空のブルーと合わさって緑色に見えることから、この名前が付けられたそうですが、あのまま雨が降り続いていたら、私達はエメラルド色したこのプールを見ることができなかったのです。

アッパー・ガイザー・ベイスン

 アッパー・ガイザー・ベイスン(Upper Geyser Basin)にはイエローストーンで一番有名な間欠泉のオールド・フェイスフル・ガイザー(Old Faithful Geyser)が有り、その他有名な温泉プールが多数あります。

オールド・フェイスフル

オールド・フェイスフルの地図

 メイン道路から右手方向へ、そして、ループ状になった高架橋を進み一方通行へ入ると、そこはイエローストーンで一番人気のあるエリア、オールド・フェイスフル(Old Faithful)です。

 駐車場所を探すことに・・、ですが、さすが一番人気の場所とあってなかなか見つかりませんが、やっと見つけて駐車、私達の他にも駐車場所を探している車が何台かありますが、けっして優先駐車場所へは駐車しません。

 今まで何回となく、いろいろな所で駐車しましたが、車があふれ駐車場所が無かったとしても、一度も健常者が優先スペースへ停めているのを見かけませんでした。

 日本だと、スーパーの駐車場や色々な場所で、優先者用のスペースへ駐車して、どう見ても身体的に障害があるように見えない人が降りてきたり、若者が列車やバスなどの優先座席を占領していたりもしますが、もっと弱者を守るマナーを見に付けるべきだと思いました。

おじさんとビジターセンターの建物と看板

 まず、ビジターセンターに行ってオールド・フェイスフルの間欠の時刻を確認することに、すると、噴出時刻は午後4時25分で前後10分の範囲内に噴出するらしいので、これを見逃すと今度は、約80分後の5時45分になって、今日の宿泊地へ行くのが遅くなってしまいます。

 ‘地球の歩き方’によればビジターセンターからまっすぐ行けば‘モーニング・グローリー・プール(Morning gloory pool)’まで、30分もかからないそうなので、現在3時10分、急いでトレイルを歩いて見学に行くことにしました。

 時間も無いので早速トレイルを歩くことにして、オールド・フェイスフル・ガイザーとロッジの間を抜けて小川を渡り、時間が有ればトレイルを右手に進みオブザベーション・ポイントへ行きたかったのですが、私達は左手方向に進み、小川に沿って歩くことにしました。

黒い20センチくらいの鳥

 トレイルに入ってすぐ黒い小鳥を見つけましたが名前が分りません。

この間欠泉の近くにも間欠泉あり

 トレイル左手には‘スパズマディック・ガイザー(Spasmodic Geyser)突発的間欠泉’と名付けられたガイザーが有り綺麗なブルーの小さなプールで名前のように突如として、噴出しないか期待しましたがダメでしたが、周辺では小さな間欠泉があちらこちらで噴出しています。

だるまのような形をしている

 隣には‘ベルギアン・プール(Belgian pool)ベルギーの泉’と名付けれたプールがありますが、こんな形のプールがベルギーにあるのでしょうか。

ぶきみな白い立ち枯れた木々

 ガイザーヒルの周りには地熱や温泉の影響か、白く立ち枯れた木々が連立して珍しい風景です。

丘の上でちょうど噴出しだした間欠泉

 小川に沿って進んで行くと‘グランドガイザー(Grand Geiser)’が、ちょうど噴出しだしたので、あわてて走って近くへ行き写真を撮ることができました。

円形に近い形のプール

 次に見えてくるのが‘ビューティープール(Beauty Pool)’どのプールも同じ様に見える私にとって、名前を付ける人には違って見えるのかしらと思いますが、綺麗な円形だからこの名前がついたのかな?。

本当はすごい噴出力を持つ間欠泉だとわかる看板 噴出後の力のない間欠泉

 吹き上げられた石灰が蓄積し、そこから噴出する水蒸気の多さはまさに‘ジャイアントガイザー(GIant Geyser)’の名前そのもの、これは案内板を見た私の感想で、実際は写真のとおり、噴出後のなごりの蒸気を出す姿でした。

丘に建つ巨大な間欠泉

 グロットとはイタリア語からきた言葉で小さな洞窟(ほら穴)を意味し‘グロットガイザー(Grotto Geyser)’も、噴出した石灰が積み重なり、その穴から蒸気を噴出し、私が見た中では一番大きかったように思います。

黄緑色に縁取られたプール

 そして一番奥にある、よくパンフレットでも見かける‘モーニング・グローリー・プール(Morning Glory Pool)’で、残念なことに、観光客の投げ入れたコインによって変色したそうで、写真のような色のプールを期待していたのに・・。

白亜に輝く噴出物によって作られた城のような間欠泉

 帰りはグロットガイザーの所で右手方向の道を選びしばらく歩くと左手に見えてくるのが、‘キャッスルガイザー(Castle geyser)’で、白く輝く巨大な円錐柱は古い年代を示し、おそらく1000年くらいは経っているそうです。

 ‘盾の泉シールドスプリング(Shield Spring)’ちょっと名前の意味がわかりませんが、そこを通過してしばらくして3、4歳の女の子とおばあさんとお母さん、おじいさんの家族連れに追いた時、その女の子が「疲れた!」と言ったのが聞こえたので、追い抜きざまに「私も~」と私が言うと、女の子は‘きょとん’おばあさんは私を見て‘にっこり’してくれました。

 そのご家族とはオールド・フェイスフルの間欠泉の前で又お会いしたので、びっくりさせたお詫びに‘折り鶴’を渡すとおばあさんとお母さんがとっても綺麗と気に入ってくれました。

オールド・フェイスフルへと続くまっすぐな道

 オールド・フェイスフルに着くまでに、この写真の中ほどにある小さな木の裏側にたぶん‘カナダガン’だと思いますが、アヒルより少し大きめで、頭や首の辺りが白と黒で、お腹の辺りはグレーの鳥2羽を見つけカメラで撮ったつもりでしたが撮れてませんでした。

 やっとオールド・フェイスフル・ガイザーまで帰ってきましたが、噴出はまだ始まっていなかったので待つことに、しばらく後の4時32分待望の噴出が始まりました。

おじさんの背中と数十メートルの間欠泉の噴出

 イエローストーンの象徴のオールド・フェイスフル・ガイザーと私達の距離は100mくらいはあると思いますが、見ていて圧倒さている迫力と美しさで、徐々に噴出は小さくなり収まりますが、なぜ時間が決まっているのか不思議でなりません。

おばさんの後ろに建つ木造のホテル

 ここでの目的は達成したのでビジターセンターと何度予約を試みても取れなかった‘オールド・フェイスフル・イン’の凄く威厳があって存在感を見せている姿を写真に収めることに・・。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンド外観

 ここで駐車場を探す前に、私達にとっては初体験のイベントが待っていて、それはガソリンを入れることで、まだ1メモリ弱残っていますが、今日の宿泊予定のマンモス・ホット・スプイングスまで、ここからまだ100Kmほど走らないといけないので、入れておきましょう。

 ところで、昨日になって日本でレンタカーのことを調べている時、読んだブログに、外車のガソリンタンクの開け方が分らない人がいるので、借りる時に聞いておきましょうと読んだことを思い出し、ガソリンタンクのレバーを探しますが見つけることはできません。

 「どうしよう??」と思っている時、以前乗っていた我が家の車もレバーが無く、キーを付けた状態でタンクのカバーを押すと開く車だったことお思い出し、試してみると開いたのでほっとしました。

おじさんがセルフのガソリン給油機を操作

 さて、ガソリンスタンドへ車を入れ、初挑戦と意気込んで、モニターの指示に従ってカードを挿入、ところが‘This card can't read.’と表示され、何度試しても同じで、カードを受け付けてくれません。

 それで、建物内の事務所に行き「使い方を教えてほしい」と言うと、女の子が「何とか、かんとか、ペラペラペラ~」と、たぶん教えてくれたのでしょうが、ちんぷん、かんぷんで分りません。

 すると、今度はおじいさんが「モニターを見て、カードを入れて~」とここまで分りましたが、私達はそこまでしたけどダメだったので、「助けて頂戴!」とお願いすると、出てきてくれました。

 おじいさんによると、カードにチャージしておかないと、このカードは使えないといわれ‘ドキ!’、主人が「現金でもいいですか?」と聞くとOKの返事、今度は「いくら入れる?」と聞かれ、私がとっさに「50ドル」と答えてしまい、事務所で支払いました。

 ここまで何とかなりましたが、注入し始めて、主人が「50ドル分も入るかな?」と言いだして、又、息子からは「日本の器具はいっぱいになりかけたらカチと止まってくれるけど、外国のは日本ほどちゃんとしていない所が多いよ」と聞かされていたので、何度もタンク内を確認しながらの作業になりましたが、ギリギリ50ドル分(11.9ガロン)入りました。

マンモスカントリーへ

間欠泉の間をトレイルが続いています

 そろそろ、オールド・フェイスフルを出発して、元来た道をマディソンまで引き返すことにして北上を開始、ミッドウエー・ガイザー・ベイスンを過ぎてしばらく走ると右手方向に右行一方通行の‘ファイヤーフォール・レイク・ドライブ(Firehole Lake Dr)’があり、道路に沿って間欠泉が並んでいます。

ノリス・ガイザー・ベイスン

 メイン道路にもどり、さらに北上しマディソンジャンクションを直進してノリス・ガイザー・ベイスンへ、ここは公園内でも一番活動的なところらしく、いたる所に熱水現象が起こっていて、見所いっぱいですが、まだ走らないといけないのと、ちょっと見飽きた感もあり、先へ進むことにして、‘エメラルドスプリング(Emerald Spring)’は見ないで行くことにしました。

マンモスカントリー

 マンモスカントリー(Mammoth C0untry)は公園の北西部にあって‘マンモス・ホット・スプリングス(Mammoth hot Spring)’を中心にしたエリアで園内で唯一年中オープンしています。

 いつもドライブ中は動物がいないか、周りに目を向けているのが私の担当なのですが、どうしたことか先に見つけるのが主人で、今回もノリスから少し走った所で、森の木々の間に、美味しそうに草を食べている‘バイソン’を主人が見つけました。

 2度も見られると思っていなかったので、前回見た時よりももっと近く(距離にして10mくらいでしょうか?)で見ることができて感激です。

マンモスカントリーとマディソンの間の平原にある小山

 マディソンジャンクションから北への道は、少し道幅が狭くなって曲がりくねった所が多く、少しですが運転しづらかったようですが、景色は変化に富んでいて、渓谷美があったかと思うと大平原が現れたりと、ドライブが楽しい道です。

両手を高くハの字にひらいたおじさんと360度の平原

 森の中のドライブも良いですが、目の前がぱーと開け、360度黄金色に輝く大地が広がっていると、何とも爽快で気分は最高です。

 草原の終わりが見え始めたころ、右手前方にこの場に不釣合いな電光掲示板が点灯しています。よく見ると速度が表示されていて、最高速度を‘40マイルから、25マイルに減速しなさい’という表示です。

近くてうんこに感動させてくれたバイソン

 その電光掲示板の向こう側にはトレーラーと、2、3台の車が停まっていて、奥にレンジャーがいても見えない状態なので、もしかしてスピード違反の検問でもしているのかなと思って見ると、レンジャーはいないけど‘バイソン’が車道のすぐ傍にいます。

 今回は私が見つけましたが、50mほど通り過ぎてしまったので、どうするか迷いましたが、「あんな近くにいるなんて絶対に見に行かないと・・」となりUターン、バイソンは目の前5mくらいの距離にいます。

 写真を撮ろうとカメラをかまえましたが、カメラのシャッターの音でこちらに来るんじゃないかとか、車はレンタカーだし体当たりでもされたら困るとか、そんなことを考えているとバイソンと目が合ってびっくり。

 怖くなりちょっと離れたところから写真を撮っていると、のそりのそりとこちらへ歩き始め「どうしよう!!」と驚いていると、方向を変えて5、6歩前に歩くとこちらにお尻を向けて大量の‘ウンチ’をして、そして悠々と立ち去りました。

 何だか私達に「邪魔やな~、ゆっくり食事もできないな~、嫌がらせの一つでもしてやろうか・・」と思っているように感じられましたが、私達にとっては「わーい、最高!ありがとう」でした。

マンモス・ホット・スプリングス・ホテル&キャビン

マンモス・ホット・スプリングスのシンボルの大きな三角帽子

 くねくねと曲がりくねった道を抜け、目の前が開けたと思ったら、そこはマンモス・ホット・スプリングス(Mammoth hot Spring)で、一番に私達を出迎えてくれたのが、‘リバティキャップ(Liberty Cap)’と呼ばれる大きな岩のような塊で、何度も噴出を繰り返し、その流出物が幾重にも重なりながら徐々に大きく固まったものですが、現在は噴出していません。

マンモス・ホット・スプリングス・ホテル正面玄関

 暗くなる前にホテルに到着できて良かったのですが、駐車場の空きスペースが無くて困っていると、1台空いて、それも入り口に近いところだったので荷物を運ぶのも楽でした。

 私達が荷物を降ろしている間にも何台も車が入ってきて駐車スペースを探していますが、ここはホテルの規模(222部屋)にしては駐車台数が少なく、時間も午後7時を回っているので、今止まっている車はたぶん宿泊客の車でしょうから、なかなか空かないし困られると思いました。

マンモス・ホット・スプリングス・ホテルのロビーに有るおじさんと本物の暖炉

 このホテル、外部はスイスシャレー風の建物だそうですが、私がシャレー風を知らないせいか、中は古き良き西部アメリカを連想するように、木造で暖炉があったり、フロントの照明も暗く(老眼者にはつらい)西部劇に出てきそうな雰囲気のホテルです。

ホテル4階の南東の角部屋のベッドルームの様子

 チェックインの時、タバコ類は(紙タバコ、葉巻他)すべてを吸わない、料理はしない、ペットを持ち込まない、などが書かれた書類にサインを求められたのでサインをして完了、部屋へ行こうとエレベーターを探しますがわからず、ホテルの人に聞くと、普通の部屋に入るようなドアがエレベーターのドアでした。

 このホテルは1937年に新築だそうなので、ずいぶんと年を重ねている風格があって、エレベーターもしかり、ドアの鍵もしかり、もっと驚いたのは、お風呂場で、写真を見てください。

西部劇時代のようなレトロ感たっぷりの浴槽

 これぞ、西部劇でよく見る浴層で、カウボーイやマリリン・モンローが入っていそうで、私たちが水を貯めて入るのは零しそうでちょっとこわいので、今夜はシャワーだけにしましたが、トイレにふたが無いのがイヤでした。

 外が少し暗くなり始めたので時計を見ると、もう8時を過ぎていて、お腹もすいてきたので、別棟にあるレストランへ行ってみましたが、待っている人もたくさんいるし、待っていると遅くなりそうなので、ゼネラルストアーへ行ってピザでも買って食べようと思い、行ってみると営業時間が終わっています。

 しかたなく買ってきていた物を食べることにして、部屋にはコーヒーセットが無いので、ロビーで‘ホットコーヒー’を注文、しかし部屋で飲むと‘ホットチョコレート’です。

パンと野菜ジュースなどさみしい食事

 チップも渡したのに「わざとじゃないの」と思わせるほど無愛想な若者で、私の「発音が悪かったのかな~」と思うことにして、1日中運転した主人には可哀想でしたが、パンやバナナにヨーグルトにワインと質素な食事になってしまいました。

今日の走行距離は174マイル(279Km)で、ソルトレイクからは434マイル(695Km)でした。

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