トルコの下準備

阪急交通社のパンフ

 エキゾチックなイスタンブールの街並みとモスク、奇岩群のカッパドキア、石灰棚で知られるパムッカレ、トロイの木馬の話で有名なトロイ遺跡など、悠久の歴史が色濃く残るイスラム文化を体感すべく、訪問国をトルコと決めました。

 しかし、中東諸国の中では比較的安全な国といえども、近隣諸国における情勢の不安定さ、さらに、イスラム教に対しての知識が無い我々としては、個人旅行は始めから考えられませんでした。

 それで、今回はツアーでの旅行を申し込みました。

 ところが・・・・・。

旅行計画表

 旅行計画作成にあたり、日本からの飛行時間の長さ(約12時間)も考え、阪急交通社(トラピックス)の「ターキッシュエアラインズ・コンフォートクラス(プレミアム・エコノミーシート)・往復直行便10日間」のツアーに参加を決めました。

 関西発でコンフォートクラスのツアーを探しましたが、思うようなものが無かったので、成田集合のツアーにしました。

 そして、台風などの気象状況により万が一集合に遅れてはいけないので、出発前日に東京入りしようと決めて飛行機のチケットを購入し、ホテルを予約しました。

トルコの地図

 これで万全と思っていると、出発日の17日前(8月8日)になって阪急交通社から「トルコ航空が飛行機の機種変更を言ってきたため、旅行の出発日を8月25日から8月26日に変更になりました。」

 「26日の飛行機のコンフォートクラスのチケットはちゃんと用意できています。」と連絡が入りました。

 この時点で、主人の仕事の都合もあり「旅行を取りやめようか?」でも、大阪ー東京間(変更できない飛行機のチケット)のチケットを片道でも使わないと ‘もったいない’ し、私のホームページの作成も進んでいたので、しぶしぶ了承しました。

 それで計画を変更して、成田のホテル滞在を1泊から2泊に延ばし1日は東京観光することにして、帰りの飛行機のチケットを予約変更手数料を払い、9月3日から9月4日に変更しました。

 ところが!!旅行出発13日前になって、私たちにすれば、日本出発の2日前に家をでるので11日前にあたります。

 お盆で忙しくしている時、旅行社から「変更した機種にコンフォートクラス・シートが無いので、エコノミーで行っていただくことになり、シート変更の差額分、ひとり3万円を払い戻します。」と言ってきました。

 これには私は怒り心頭で、めったに怒らない主人も最初に電話してきた担当者の対応にカチンときて、キャンセルを本当に考えましたが、違う部署の係長(担当部署の上司は夏休み中)の方が、よく対応してくださったので、不安を抱えながらですが行くことに決めました。

 貧乏根性丸出しですが、大阪⇔東京間の飛行機のチケットは、往復2人分16,084円(ジェットスター航空で、なんとセール中で復路は1人たった2円でした。)を買っていたのに、飛行機チケットの日にちの変更や1泊余分のホテル代などで、約35,000円の出費が発生して、エコノミーシートに変更分の60,000円を返してもらっても・・・。

 このような事情があり最終的に下記のような計画にしました。

トルコ基本情報

 トルコについて何も知らない私たちなので、勉強していく事にします。

  • 国名:トルコ共和国(Republic of Turkey)
  • 面積:約780,576平方キロメートル(日本の約2倍)
  • 人口:約7,670万人
  • 首都:アンカラ
  • 元首:アブドゥッラ・ギュル大統領(旅行中に変わった)
  • 政体:共和制
  • 民族構成:トルコ人、クルド人(南東部中心)、その他
  • 宗教:イスラム教(スンニ派、アレーヴィー派)、その他
  • 言語:トルコ語(こんにちは→メルハバ、ありがとう→テシェキュルエデリム)
  • 通貨:トルコ・リラ(2014年4月現在、1リラは48円)
  • チップ:チップの習慣はない(特別なサービスを受けた場合は渡そう)
  • ショップ:季節や業種にもよりますが、夏季9:00~17:00が多い
  • 飲料水:ミネラルウォーターが良い
  • 電圧とプラグ:220V(標準)、プラグは2本足Cタイプ
  • 時差:7時間(サマータイム導入期間は6時間)
  • フライト時間:日本~イスタンブール約12時間

トルコ共和国の略史と日本との関係

 1299年→オスマン帝国成立(バルカン半島、アナトリア、メソポタミア、北アフリカ、アラビア半島)

 1887年→小松宮彰仁親王同妃両殿下が欧州訪問の帰途にオスマン帝国を公式訪問。

 1890年→オスマン帝国の返礼で、アブデュル・ハミト2世がオスマン提督を日本に派遣。

 その帰路オスマン提督を乗せたエルトゥールル号は和歌山沖で転覆、沈没、乗り組員581人が死亡、69人を地元漁師達が懸命に救助。

 1919~22年→祖国解放戦争。

 1922年→オスマン帝国滅亡。

 1923年10月29日→ローザンヌ条約でトルコ共和国成立。

 1985年3月→イラク・イラン戦争の中、テヘランで孤立した邦人を救出するためにトルコ政府がトルコ航空の特別機を派遣。

 2011年3月11日→東日本大地震時、トルコ政府派遣の支援・救助チームは、外国のチームの中で最長期間の活動を行った。

 2011年10月23日→トルコ東部地震では、日本からは緊急援助物資(テント500張)と仮設住宅建設に対して、緊急無償資金1000万ドルを送った。

 その時、国際NGO「難民を助ける会」が支援活動、11月9日に余震が発生、同NGO職員の邦人2名が罹災、うち1名の方が亡くなられました。トルコ政府は、この邦人2名の方達に手厚い対応をしました。

イスラム教について

 ユダヤ教(紀元前2000年)、キリスト教(紀元後1年)、イスラム教(紀元後700年)の三大宗教のひとつ。

 この3つの宗教は同じ神を信じる兄弟のようなもので、ユダヤ教の旧約聖書を、キリスト教が旧→新約聖書に書き換え、イスラム教が新約聖書→コーランを作ったそうです。

 イスラム教は一神教でり、人格神で、神のことを ‘アッラー’ と言い、偶像を拝むことを禁止しています。

 イスラム教の教祖は ‘ムハンマド’ で、彼が神の言葉を聞いて、それを書き留めたものがコーランです。

 ムハンマドが現れるまで、ユダヤ教(古代イスラエルのダビデ王に由来)やキリスト教から、イエス・キリストやモーゼなど、多くの預言者と言われる人々が出現しましたが、神は言い残したすべての言葉をムハンマドに伝えたので、 ‘最後にして最大の預言者’ が ‘ムハンマド’ であると信じられています。

 聖書は預言者たちの死後、信者達によって、預言者の発した言葉を解釈して書き溜めた物であるのに対し、コーランはムハンマドが神から聞いた言葉そのままで、‘コーラン=神の言葉’ と考えられています。

 イスラム教の信徒を ‘ムスリム’ と呼び、彼らは1日5回、サウジアラビアのメッカのカーバ神殿に向かって礼拝を行います。

 イスラム教の教えでは、人間は弱い生き物で性欲に惑わされるので、女性は外出時は、手と顔以外は覆い、親族以外には顔は見せず、また、アルコールも理性を緩める作用があるので禁止しています。

 そして、物欲により金持ちになった者は ‘喜捨’ と言う行為で貧乏人に施しを行うと、来世で救われると考えられています。

 また、年に1回、 ‘ダマダン’ と呼ばれる食欲を我慢する期間があり、太陽が昇っている間は何も食べず、日没後にはお祭り騒ぎで食事するようです。

 トルコではアルコールに関しては規律は緩いようで、レストランでもアルコールを飲みながら食事できるところも有るそうです。

 モスクに入る時は男女共膝が見える服装では入れません。

トルコ安全情報

 トルコ共和国の国民は、日本では非常に親日的と思われていますが、すべての国民がそうではありません。

 また、トルコでは日本人はお金持ちと思われている為、粗悪なお土産物(絨毯など)を強制的に高額な値段で買わせたりする事例も発生しているそうです。

トルコのパトカー

 トルコ国内では、サギや引ったくり、強盗、強姦など、日本の3倍以上の事件が発生しています。

 そのほかにも、宗教上のトラブルや、日本には無い法律などもありますから、渡航前に必ず下記の外務省の安全についてのホームページをお読みください。

 外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/

出発前の準備

 私のパスポートの有効残日数を調べると230日ほどで、トルコ旅行に必要な日数に近かったのでドキッとしましたが、何事も準備は早めに!

パスポートとビザ

 パスポートの申請手続きは、ご自身の住民票のある都道府県の旅券課で申請し、発給を受けますが、発給までに要する日数は約1週間ですが、県庁所在地以外で申請すると2~3週間かかの地図 ることもあるので、早めに準備しましょう。

 ※パスポート取得について(外務省パスポート、公式ホームページ):http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_6.html

 パスポートをお持ちの方は残日数を確認して、トルコ共和国の場合はパスポートの残存有効期限は、トルコ共和国滞在日数+6ヶ月以上必要で、日数が残り少ない方は必ずパスポートの切り替え(1年前から申請できる)をしましょう。

 ビザに関しては3ヶ月以内の観光目的の場合はいりません。

クレジットカード

 トルコ共和国では、多くの場所でクレジットカードの利用が可能です。

 万が一に備えたり、身分保障の意味からも会社の違うカード(VISA、 MasterCard、JCB、AMEX)など2~3枚は持って行ったほうがいいでしょう。

現地通貨

 リラから日本円に再両替が出来ないため、必要最低限だけ現地や日本の空港(換金率が高い)などで両替しておき、足らなくなったら、現地の銀行(ホテルでも出来るところ有り)で換金したり、クレジットカードなどを持っていれば大丈夫でしょう。

米ドル紙幣

 米ドルやユーロが使えるお店もあります。

 日本円からトルコ・リラに換金しようとすると手数料がとても高いので、まずマーネー・パートナーズ(Money Partners)でユーロを購入、手数料500円(アメリカ旅行参照:http://muntan.info/usa/usa-date-1.html)で受け取り、ユーロからリラに換金しました。

 クレジットカードのサギ(外務省ホームページ参照)なども起こっているので、必ず目の前で手続きしてもらいましょう。

 トルコ・リラには、紙幣で200TL、100TL、50TL、20TL、10TL、5TLとあり、コインにはクルシュ(Kurus → Kr)、50Kr、25Kr、10Krとあります。

 ちなみに1TLは100Krです。

リラの紙幣

郵便の出し方

 トルコから日本へエアーメールを出す場合、封書(20gまで)2.30TLです。

 郵便局はペーテーテー(P T T)と言い、月~金は8:30~12:30、13:30~17:00まで営業しており、土、日は休みです。

電話の掛け方

 国際対応の携帯電話を持って行かれる方も多いと思いますが、日数が多いと結構な金額になるので、公衆電話やホテルの電話から日本への電話の方法を知っていれば安心だと思います。

日本からトルコへ電話を掛ける

 国際電話会社の番号(たとえばKDDIは011)+国際電話識別番号(010)+トルコ共和国国番号(90)+市外局番(頭の0は取る)+相手先の電話番号

トルコから日本へ電話を掛ける

 国際電話識別番号(00)+日本国番号(81)+市外局番または携帯電話(頭の0は取る)+相手先の電話番号

ターキッシュ・エアラインズ

トルコ航空の飛行機

 日本からトルコ共和国への直行便は、ターキッシュ・エアラインズと全日空のコードシェア便のみとなりますが、ヨーロッパを経由したり、又、南回りの航空会社などもあます。

 航空運賃には、正規運賃(誰でもいつでも買える)、特別運賃には正規割引運賃(ペックス運賃)があり、ペックス運賃は予約後3日以内に購入、出発後の予約の変更は復路一回のみとか、制約はありますが、予約がスムーズに取れたり、割安で購入できるメリットがあります。

 計画が早めに立てられれば、ペックス運賃の購入が可能なので、4~9月分は2月頃、10~3月分は7月以降に発表されるので、航空会社のホームページなどで確認すると良いでしょう。

注意事項

 ターキッシュエアラインズご搭乗のお客様で、癌、MS(多発性硬化症)、心臓疾患、肺疾患、喘息で現在治療中のお客様、ご搭乗日の8週間以内に心臓発作や脳血管障害があったお客様、過去に心臓血管、肺、脳の手術を受けた事があるお客様は、ご搭乗日の10日以内に英語又はトルコ語にて発行の ‘航空旅行に支障がない’ 旨が記載された医師の診断書が必要となります。

 ご出発日当日、空港にてチェックインの際にターキッシュエアラインズ職員にご提出ください。

 尚、診断書は搭乗日を含め10日以内に医師により発行されたものであり、英語かトルコ語で書かれたものが有効です。

 ご出発日当日に診断書が無い、又は必要事項の不足があった場合の搭乗拒否に関しては、ターキッシュエアラインズの判断になります。

 詳しくは、下記ホームページ、又は、お電話にてご確認ください。(ターキッシュエアラインズから一部抜粋)。

 ターキッシュエアラインズ(公式ホームページ): http://www.staralliance.com/ja/about/airlines/turkish_airlines/#

宿泊施設の予約

 個人旅行をお考えの方は、宿泊数が10軒貯まると、1日は無料になるホテルズ・コムでの検討もしてみて下さい。

 ⇒ ホテル価格比較サイトhotels.com

海外旅行保険

 海外旅行保険は、旅行中のケガや病気の医療費、盗難に遭った際の補償、他人のものを壊した時の補償など、旅行をしていて遭遇する可能性があるものの補償が得られ、また加入することにより、保険会社のサポートが受けられたり、心の安心が得られます。

 保険の加入は各自の判断によりますが、お持ちのクレジットカードにも付帯保険が付いているものも有るので、補償内容や条件など事前にチェックして不足であれば加入するなど検討されればいいと思います。

 申し込みは、インターネットや空港、保険会社の窓口といろいろ有りますが、インターネット予約が割安で、保険会社によっては自分が補償してほしい部分だけを加入できたりするので検討されてはいいのでは・・

 そして、旅行前に保険金請求にはどのような書類がいるのか、また、旅行先での連絡先などを把握しておきましよう。

トルコ共和国入出国規制

入出国カード

 トルコ共和国への物品などの持ち込みに関しては、下記トルコ共和国大使館のホームページでご確認ください。

 トルコ共和国大使館(公式ホームページ):http://www.tourismturkey.jp/usefulinfo/immigration/pass.html(トルコ共和国への渡航/入国・税関・検疫)へ

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