エフェス

エフェス遺跡の図書館跡

 エフェス(Efes)は、トルコの南西イズミル県のセルチュク近郊に位置し、ギリシャ語でエフェソス(Ephesos)とも呼ばれる古代都市のひとつで、アルテミス崇拝で知られたギリシア人の都市です。

 エフェスはアルテミス女神崇拝の一大中心地であり、 ‘万物は流転する' と唱えた哲学者ヘラクレイトスはこの町の出身でもあります。

エフェス遺跡

 エフェスは、紀元前16~11世紀にかけて、ギリシャから移住してきた人々が 建てた町で、ヘレニズム(ギリシャ風)都市としとして、アルテミス神殿を中心に繁栄しましたが、紀元前2世紀には共和制ローマの支配下に入り、アナトリア半島の西半分を占めるアシア属州の首府となりました。

並ぶ石の柱 遠くに図書館を望む

 共和制ローマ最末期、三頭政治の一頭として権力を握ったマルクス・アントニウスが、エジプトのプトレマイオス朝女王クレオパトラ7世と共に滞在した地として知られています。

 又、聖母マリアが使徒ヨハネとともにこの地に住み、余生を送ったと言われる建物 ‘聖母マリアの家’ も残されています。

図書館の建物にある彫刻

 遺跡には、当時の世界三大図書館の一つ ‘セルシウス図書館’ 跡地(写真左とトップの写真)が残されていて、他の2つは ‘アレキサンドリアの図書館とベルガモの図書館’ です。

野外劇場跡

 当時エフェスは湾岸都市で交易で栄え、人口50万人と言われ、人口の10分1の5万人を収容できた野外劇場(写真右上)も見ることができます。

人間の顔が付いた門柱 エフェス遺跡の中央道 ハドリアヌス神殿

 商売の神エルメスのレリーフで、レリーフには羊も描かれていて羊飼いの守護神でもある。

  側面は再生のシンボルである杖とへびのレリーフが刻まれ、このマークは今でも病院のシンボルとしてよく使われている。(写真は旅行9日目に添付)

 ギリシャ神話に出てくる医者のアスクレピオスが、蛇毒によって病気を治したとか、または、蛇によって毒草を見つけて薬として使ったとか言われ、杖は歩くようすを表しているとされ、世界保健機構(WHO)のマークにも使われています。

アルテミス神殿

 アルテミス神殿(Artemis)は、エフェス近郊に紀元前7世紀アルテミス女神を祭るために造られた神殿で、その後キンメリア人によって破壊されました。

アルテミス神殿の図

 紀元前550年リディァの王によって再建されましたが、紀元前356年、有名なアルテミス神殿を放火すれば後世に名を残せると考えた男によって放火され、又崩壊してしまいました。

アルテミス神殿の柱と回りの風景

 紀元前323年、三度再建された神殿は、その後200年の時を経て人々の信仰がキリスト教に変わるに従い完全に壊され、残骸の石も他の建築物に使われ、現在は柱1本が修復され残るのみとなっています。

 アルテミス神殿は世界の七不思議の一つに数えられています。

「エフェス」関連記事

 「エフェス」に関係する記事一覧となります。

To page top ページの先頭へ