ニュージーランド旅行12日目・2014年4月16日(水)

クライストチャーチの震災後の飾り付け

 クライストチャーチから出発したレンタカーでの旅も、今日が最終日で、12時までにはレンタカー会社に車を返却しないと、1日分余分に支払いすることになります。

 そして、地震後3年たったクライストチャーチの市内を見学をします。

 今日の予定はアーサーズ・パス(Arthur's Pass)→ダーフィールド(Darfield)→クライストチャーチ(Christchurch)まで。

アーサーズ・パス国立公園

 今朝は雨も上がり、今日訪ねるクライストチャーチ方面の空も明るいので、期待できそうな1日です。

アーサーズ・パス国立公園の夜明け

 雪を頂いたアーサーズ・パスの山々が、やっと顔を見せてくれました。

 午前中にレンタカーを返さないといけないので、早めに出かけることにしました。

 朝の山を車で走るのは、気持ちがほんとに良くて、ヒツジたちは朝の食事中、山すそに霧が棚引く姿には魅了されます。

右カーブの道路 ヒツジの放牧

 この辺りに、1857年、牧畜の夢を求めてこの地に来て、ニュージーランドで初めてメリノヒツジを飼った農家があったそうです。

初めてメリノヒツジを飼った農家の案内板

 さらに東へ向かって走ると、左手にピアソン湖(Lake Pearson)が見えてきます。

草原の景色

 ニュージーランドではキャンピングカーで移動し、湖の畔のキャンプ場で寝泊りする人も多く、ここでも何台かのキャンピングカーが停まっていました。

ケーブ・ストリーム・シニック保護区(Cave Stream Scenic Reserve)

 アーサーズ・パスから車で1時間あまりで ‘ケーブ・ストリーム・シニック保護区’ に着きました。

ケーブ・ストリームの看板 ケーブ・ストリームのモニュメント

 ここにはトイレもあるし、トレイルも綺麗に整備されているので、洞窟へは急な坂を下りていくのですが滑るようなこともありません。

ケーブへと行く道

 この辺りの地表の下には岩がごろごろしていて、その為か、高い木が生えていなくて、一面が短い草で覆われています。

キャッスル・ヒルの岩山

 細いトレイルを下りていくと、小川に突き当たり、小さな洞窟が左手に見えます。

 幅4m弱、入り口の高さ約2m、3mも奥へ進むと高さも幅もグーッと狭まって、外から見ると奥は真っ暗です。

洞窟

 この洞窟は奥へ奥へと続いているようで、探検するにはちゃんとした装備が必要と、入り口の看板に書いてありましたが、私たち以外に車が1台停まっていたのですが、人の姿は見かけなかったので、もしかして洞窟へ入っていかれているのでしょうか?

洞窟探検をする人への案内板

 そんなことを話しながら車に帰って来ると、洞窟とは反対方向の遠くのトレイルをこちらに向かって歩いて来る人の姿が目に入りました。

 「やっぱ、あの洞窟に入るのはちょっと勇気がいるよね~。」と、はるな愛風に言ってみました。

 草原地帯を走りぬけると、ウエストランド地方では目にしなかった、紅葉した広葉樹を所々に見受けられるようになりました。

ケーブ・ストリーム・シニック保護区の回りの景色

セリョン地方を走る

 アーサーズ・パスから東はセリョン(Selwyn)地方で、山間部を走ってきた73号線は徐々に平野部を走るようになり、アーサーズ・パスで並走していた線路とは、一旦別れていましたが、ここにきて又線路と並走します。

セリョン地方の地図

シーフィールド(sheffield)

 朝の時間なら、クライストチャーチからグレイマウス(Greymouth)へに向かう1日1本の列車に、もしかして会えるのではと話していると、主人が「列車!」と叫ぶので、あわててカメラで撮りました。

列車

 何と言う偶然でしょう・・「分かっていればカメラを構えていたのに・・ね。」と言うと、主人は「私がしゃべっていたので列車の音が聞こえなかった。」と言うんですよ(トホホホホ)

スプリング・フィールド(Spring Field)

 スプリング・フィールドはセリョン(Selwyn)地方の中心部にあり、牧草地帯に囲まれた小さな町で、ここから並走する線路は20Km先まで続きます。

スプリング・フィールドの看板

 私の立てていた計画では、スプリング・フィールドを過ぎ、しばらく走った所で73号線から左折して、72号線へ入り、オックスフォード(Oxford)やランギオラ(Rangiora)の町を抜け、右折して1号線に出て、クライストチャーチに向かう予定でした。

 時間も9時を少し回ったところでしたが、主人が「市内の交通事情も分からないし、焦りたくないので最短で帰ろう。」と言うので、73号線でそのままクライストチャーチを目指すことにしました。

ダーフィールド(Darfield)

 この町も例の漏れず美しい町でしたが、この町で始めて公衆の場にあるゴミ箱で、リサイクルしているのを見ました。

ダーフィールドの看板 ダーフィールドの町のゴミ箱

 綺麗な絵の描かれた公衆トイレがあったので利用、ニュージーランドでは、トイレに困ることは無いですよ。

絵の描かれた公衆トイレ

 ダーフィールドの町を過ぎた辺りで、線路点検車だとかってに思っていますが、線路上も道路も走る車輌と遭遇。

線路点検車

クライストチャーチ

 アーサーズ・パスを出て3時間、クライストチャーチ(Christchurch)に10日ぶりに帰って来ました。

クライストチャーチの石の看板

 レンタカーの返却時間まで2時間、余裕をもって行動できるので、まず今日の宿泊予定のロッジへ行ってスーツケースを預けることにします。

 ロッジも空港からダウンタウンへのメイン道路の横にあり、日本で地図で確認済み。

 簡単と思っていたロッジ探しがたいへんで、道路も直線ではなくてくねくね、どの方向に進んでいるのかわからなくなる始末です。

 道路工事の関係者の親切な女性が、ネットで調べてくれたので、そこへ行くと、最初にここだと思ったホテルです。

 でも、そのホテルの名前は ‘Airport Boutique’ で、私たちが探しているのは ‘エアーポート・ゲートウェイ・モーター・ロッジ’ です。

 時間も刻々と過ぎていくので、思い切ってフロントで聞いてみると、合っているとのことでホットしましたが、荷物を預けるまで1時間近くかかってしまいました。

レンタカーを返す

 ロッジ探しに時間を取られてしまったので、急いでレンタカーに給油をして、返却しないといけません。

 空港近くにガソリンスタンドを見つけ給油、しかし、操作が悪いのかできず、店はセルフで誰もいないし、他の人も給油が出来ないので怒って帰って行きます。

 仕方なく、近くを走ってみますが、ガソリンスタンドを見つけることが出来ません。

 もう一度、空港近くのガソリンスタンドに戻りトライするもダメで、「満タンにしないで返す?」と話していると、大型バスの運転手さんに気づいた主人が、その方に声を掛けると「日本人ですか?」と日本語が返ってきました。

 日本語で事情を説明すると、キャッシュカードの受付機械をいっしょに操作してくれたのですが ‘拒否’ と出るそうで、違うクレジットカードを使っても、受付してくれません。

 ほんとうに親切な運転手さんで、他のガソリンスタンドを教えてもらい、どうにか給油ができました。

 満タンにして返却しないと、ガソリン代と給油手数料として1500円ほど支払いしないといけないので、それはちょっともったいないとの思いで必死でした。

 時間内(15分前)にレンタカー会社に到着、サイドミラーのことも含め、何かあるかと気をもみましたが、オーケーということで追加料金の支払いも無く、空港まで送ってもらいました。

空港にとまっているパトカー

 10日間の走行距離は、2,489Km、よく1人で運転してくださいました。お疲れ様でした。

メトロ(バス)

 空港から市内へ向かうのにバスを利用するのでバス亭へ、独り言で「29番乗り場ここかな?」、すると、乗り場にいらしたお嬢さんが「そうですよ。」と日本語で答えてくださり、てっきりこちらの方だと思っていたのでびっくりです。

ブルーと黄色と赤のバス バスと女性二人

 待ち時間にお話をさせていただくと、お母さんはニュージーランドの南島のネルソン出身の方で、お父さんが日本人、横浜にお住まいですが、今は、オークランドの大学で2ヶ月間勉強されているそうです。

バスのチケット

 ここへはホリデイを利用して来られたそうで、私たちが「オークランドへは行かないんですよ。」と話すと、「南島のほうが良いですよ。」と言われたのでほっとしました。

 もう日本に帰えって来られていると思いますが、お元気で!

 メトロの空港⇔市内の往復チケットは、一人14ドル(現金)で1ヶ月間有効です。

大聖堂(The Cathedral)

 地震から3年、被害の大きかった市内の中心部に来ると、阪神大震災で被害の大きかった神戸市内とそっくりで、まだ、いたる所に工事用の柵が設けられています。

震災の塔 追悼の旗

 大聖堂のかつての美しい建物も、瓦礫は片付けられていますが、修復作業などは、まだ何も手が付けられてない状態で、その周りの古い建物も同様に手付かずのようです。

壊れた大聖堂 大聖堂近くの建物

 でも、名物の路面電車は復旧し、かわいい姿を見せてくれました。

オレンジと赤色の路面電車

追憶の橋(Bridge of Remembrance)

 第一次世界大戦に参戦する兵士達がこの橋をくぐり、ヨーロッパの戦場へと旅だった、‘追憶の橋’ と呼ばれる石造りの美しい橋は、今は、アーチがズレて渡ることが禁止されています。

壊れた追憶の橋

 かつての姿はパネル写真でしか見ることが出来ません。

通りを表す標識

パンテン・オン・ザ・エイボン(Punting On The Avon)

 エイボン川は幅5m、深さ1mほどの綺麗な小川で、ハグレー公園内を蛇行して流れ、周りの木々は紅葉し、とてもすてきです。

川に入る人々

 エイボン川では小船に乗って川下りをしてみたい(パンテン・オン・ザ・エイボン)と思っていたのですが、工事の人があちらこちらで川に入り作業をしています。

エイボン川

 でも一度、乗船場に行ってみたのですが、看板があって ‘ここでは乗れません’ と書かれてあったので、まだ運行が再開していないと勘違いしてしまいました。

 よく見れば下記に乗船場の地図があったのに、早とちりです。

アートセンター(The Arts CentRre)

 さて、次はアートセンターへ行くことにしましたが、途中通りでこんなポールを見かけました。

トーテンポールのようなポール

 アートセンターも被害を受け、現在修復作業中でが、この辺りに来ると、観光客も多く、市内観光の二階建てバスもみました。

クライストチャーチのアートセンター 赤い二階建てバス

カンタベリー博物館(Canterbury Museum)

 博物館前では地元の子供達が、博物館の建物にもたれて座り食事中で、サンドイッチやハンバーガーなどを食べていて、日本ではちょっと考えられない風景です。

アートセンターと博物館の噴水

 アートセンターの道を挟み反対側にはカンタベリー博物館があり、入場料も無料なので入ってみることにしました。

 この写真に写っている建物がアートセンターで、噴水は博物館脇にある、iサイト裏のハグレー公園にあります。

 中には、マオリの生活道具などが展示され、又、生活の様子がわかる展示もあります。

 見学が終わり外へ出ると、さきほどまであんなに晴れて、日に焼けるのを心配していたのがうそのように小雨が降りだしています。

ハグレー公園(Hagley Park)

 博物館から西には、おおきなハグレー公園が広がり、花々が咲き乱れる庭園やバラ園、小鳥たち(クロウタドリ)(写真右下)もいて、市民の憩いの場所になっています。

ハトの絵が描かれた石 黄色いくちばしの鳥 ハグレー公園の庭園

 公園の一角に日本の鐘が飾られているのを見つけました。

釣鐘

 クライストチャーチはもうすっかり秋景色で、日本のモミジの木じゃないかなと思う木が美しく紅葉しています。

もみじの木

 クライストチャーチの紅葉はメープルなどの赤い色に変わる木が多く、アロウタウンでは黄色に変わるポプラなどの木が多く、町の色彩に違いを感じます。

紅葉した木と川

 公園内を歩いていると、主人が「ゴルフ場がある。」と言って指差すので、その方向を見ると雨の中ゴルフをしている人がいました。

 雨脚が強くなってきたので、バス亭へと向かって歩いていると、ラブラドールのワンちゃんと散歩中の女性に会いました。

ラブラドールのワンちゃん

 声を掛けると、福岡、名古屋、東京と合計、日本に7年もいたことがあって、「言語学の勉強をしていました。」とおしゃってました。

犬と女性

 「クライストチャーチはあんまり雨が降らないのに残念ね。」とも言われてました。

 公園の外れまで歩いたのですが、ここで立ち止まり、地図で道を確認していると、大きな黒い犬を連れたおばさんが声を掛けてくれました。

 「どこに行きたいの?」と聞いてくれたので「空港へ行くバス亭」と言うと、親切に教えてくれて、「日本人の留学生の女の子を、今までに6人預かったことがあるのよ。」と言ってました。

 おばさんはまだ話したそうでしたが、ワンちゃんが散歩の催促をするので、お別れしました。

エアーポート・ゲートウェイ・モーター・ロッジ

 下の写真がバス亭の看板で、バスに乗り、ロッジに帰ってきました。

バス亭のサイン

 そして、チェックイン、その時、明日の空港への送迎の時間を聞いてくれたので8時にお願いして、部屋へ。

 1階の部屋だったので荷物の運び入れも楽だし、お値段はモーテルにしては少々高めでしたが、部屋がホテル並みにステキで、キッチン用品もあり、たいへん満足です。

ホテル名の書かれたプレート ホテルのフロントのある建物 ホテルのベッド

 雨は降っていますが、昨日までの食料は、レンタカーを返すので処分していて、あまり食品が残っていないので、主人が近所にスーパーがあったと言うので買出しへ。

ホテルのキッチン ホテルのバスルーム

 しかし、探せど探せどスーパーは見つからず諦めて帰ることにしました。

 今回の旅行で一番の粗食でした。

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