オーストリア旅行7日目・2012年9月12日(水)

ザンクト・ヴォルフガングの街を船上より撮影

 ハルシュタットを後にしてザルツブルクへと帰っていく日となります。

 道のりは、「ハルシュタット ⇒ ザンクト・ヴォルフガング(シャーフベルク山へ登り船で) ⇒ ザンクト・ギルゲン ⇒ ザルツブルク」となり、再び移動がメインとなります。

ハルシュタットの朝

ホテルの窓から見える霧がかかったハルシュタットの湖

 早朝、目が覚めてベランダに出ると、湖には靄がかかり、白々と明けはじめた空の下、湖を取り囲む山々はまだ暗く眠っているようで、とても幻想的な風景が広がっています。

 昨夜、雨が降ったようで、日本を出た日から昨日まで、ずーと良いお天気だったから、「そろそろ降るのでは?」と思っていたので、ちょっと今日のお天気が気になります。

旅行7日目の交通機関の時刻の下調べノート

 晴れてくれる事を願いながら出発の準備をして、少し早いですが7:00過ぎに部屋をでましたが、気がつかない間に霧雨が降り出しています。

 ホテルのレストランの朝食の時間は7:30分からで、場所は、桟橋の所にあるホテルの本館の夕べ食事したところです。

 ウィーンのホテルもザルツブルクでも食事の時間は7時からだったのに、ここは30分遅くて、私たちが乗る予定の船の時間が8:15なので、あわてて食事をしないといけないかな?

 桟橋でしばらく写真を撮ったりしていましたが、宿泊客がレストランに入って行ったのが見えたので、食事の時間までは、まだ10分あまりありましたが、私たちもその方に続いて入って行きました。

 そして「食事はできますか?」と尋ねると、OKだったので、「良かったね」と言いながら窓辺の席に座り、ゆっくりとまではいきませんが、落ち着いて食事が出来きました。

 私達は日本での生活でも朝食はたっぷり食べるし、食べないと元気が出ない2人なので、気分的にも早めに食事ができて良かったです。

 食事をしている間に、外は霧雨から小雨に変わっていて、桟橋に待合所はありませんが、小さな船なので「もし乗れなかったら・・」と思い、早めに桟橋へ行きましたが、結果的には乗客は3人だけでした。

 ハルシュタット(8:15発)を船でハルシュタット駅(8:21着)へ行き、ハルシュタット駅から(8:27発Rex3411)列車でバート・イシュルへ(8:52着)

ザンクト・ヴォルフガングへ

ザルツカンマーグート地方を走るバス バート・イシュルからザンクト・ヴォルフガングへ向かうバスのチケット

 バート・イシュル(9:13発)のバス(546番)でザンクト・ヴォルフガング(9:38着)へ行く予定で、バス代は2人で7.60ユーロです。

 このバスにはバス亭の案内板がなくて、止まる停留所の名前の放送も無かったので、ザンクト・ヴォルフガング(9:38着)に「そろそろ着くころかな?でもまだ2、3分あるな」と思っていると、乗客のほとんどの人(ハイキングの服装)が降りるので、続いて降りてしまいました。

シャーフベルク山の登山鉄道のパンフレット

 降りてすぐ、いっしょに降りた乗客の方に「シャーフベルク山に行きたい」と言うと「もうひとつ先のバス亭だよ」と教えてくれましたが、今乗ってきたバスは出発してしまっています。

 しかし、降りたバスの後にすぐ違うバスが来ていて、先ほどの方が運転手さんに事情を説明してくれて、運転手さんはジェスチャーで「乗りなさい」と言ってくれています。

 さきほどの方にお礼を言ってバスに乗り、乗る時に運賃を払うシステムなので、値段を尋ねると「いらないよ」と言うジェスチャーです。

 たったひと停留所と言っても雨は降ってるし、昨日とうって変わって肌寒いし、まして、この天気でシャーフベルク山も見えないので、本当に助かりました。

 運転手さんが無料で乗せてくれたので、私たちは降りる時、折鶴とチップを渡してお礼を言って降りましたが、目の前がシャーフベルク山の登山鉄道の乗り場でした。

シャーフベルク山

 どうしてこの山に登りたかったかと言うと、晴れた日にはザルツカンマーグトが一望できる所で、サウンド・オブ・ミュージックの映画のポスターにも使われた、あの景色を自分の目で見たかったからです。

 昨日、晴れ渡った空の下、ハルシュタットへ向かうバスの車窓から湖越しに見たシャーフベルク山の頂は、緑みどりして輝いているようにさえ見えたのに、今日は雲に覆われ中腹以上は何も見えません。

登山鉄道のパンフレットとチケット

 「どうしようか?せっかく来たから登る?」迷った挙句、数人の方も登るようなので、「登山鉄道に乗るだけでもいいか・・」となってチケット(往復1人29.80ユーロ)を買いましたが、景色を望めない分高く感じました。

 雨のせいか、乗客は私たちを入れても6人だけですが、今から乗る列車は、絵本に出てくるような真っ赤なボディのかわいい蒸気機関車で、写真を撮って、さあ、出発です。

シャーフベルク山に登る登山鉄道の駅に止まっている列車

 Talstation10:00発のSchafbergspitz10:45着の列車に乗りましたが、麓の景色も途中までは見えていましたが、山頂に着くころには雲の中で何も見えません。

山頂の駅に止まる列車

 山頂の駅に着き、外に出ると何と寒いこと、寒さ対策にマフラーやショールも持って来ていたし、主人も私も風や雨除けのジャケットを着ていたので何とか凌げそうです。

シャーフベルク山の登山鉄道の時刻表

 駅より上に山頂ホテルがあるのですが、どうせ何も見えないだろうと行かないことにしましたが、2人のカップルは登って行かれ、あとの2人のカップルは私たちと同じ駅の中で30分後に出る下りの列車を待ちました。

 私が英語でジェスチャーをしながら「寒いですねー」と言うと、たぶん、ドイツ語だと思いますが男性が返事を返してくれました。

 同じ部屋で待つのも何かの縁だと思い、女性に折鶴を手渡そうと近寄りかけると怪訝な顔をされましたが「プレゼントです」と言うとにこやかになりました。

 さて、下り(11:15発)に乗るために待合室からホームへ行くと、列車の中から日本語で、まして、大きな声で「ドレミの歌」を合唱しているのが聞こえてきました。

 ちょっと喧しくて、同じ日本人として恥ずかしく感じたので、私たちは知らないふりをして違う車両に乗ろうとしましたが、人数が少ないので1車両しかドアが開いていません。

 それで、しかたなく同じ車両に乗りましたが、この方達は上のホテルまで行かれていた十数名の日本人ツアーの人達で、そのツアーの中の1人のご婦人と席が隣になり、景色が見えないこともあり、旅行についていろいろ話ました。

 そのご婦人は40年ほど毎年のように海外へ旅行されてこられたとのお話で、ご主人に先立たれたあとも、1人でいろいろなツアーに参加されてきたそうで、、御年83才だそうですが上品で大変お元気なご婦人でした。

 残念ながらのお天気ですが、「サウンド・オブ・ミュージック」の映画のポスターのような風景を見たと思ってあきらめて、ザンクト・ヴォルフガングの街を散策しましょう。

ザンクト・ヴォルフガング

 お昼の時間で、お腹もすいてきたので、食事を取るために、「オペレッッタの舞台として有名」な白馬亭へ行くことにしましたが、雨が本降りになっています。

 登山鉄道の駅の前にバス亭があるので、、バスで行こうかとも思いましたが、待ち時間もあるので 駅の前の道を、左手方向(バスでやって来た方向)へ10分ほど歩いて行くと、街の中心につきました。

ザンクト・ヴォルフガングの町中のようす

 ここからは船でザンクト・ギルゲンまで行く予定にしているので、雨でもあり、この街は観光客も多いし、早めに出発することにして、いつものごとく、船着場の場所を確認し、チケットを購入することにしよう。

ザンクト・ヴォルフガングからザンクト・ギルゲンまでの船のチケット

 乗船場を探していると、主人が「ここも来たことがある」と思い出して、船着場も早々に見つかって、 14:00発で14:45着の船のチケット(ザンクト・ヴォルフガングからザンクト・ギルゲンまで1人6.80ユーロ)を買うことが出来ました。

白馬亭の外観

 乗船場もわかり、チケットも買えたので、湖を眺めながらに食事するには絶好のレストラン「白馬亭」で食事をすることにし、お店に入ってすぐの所のテーブル席はカフェーなので、奥のドアの中のレストランに行きました。

白馬亭の入り口に置いてあったメニュー

 私たちは窓際の席に座り、ウェートレスさんに魚料理以外のお勧め料理を聞くと、今まで食べたのと同じ料理を言うので「それ以外では?」と聞くと「全てお勧めです」と言う答えです。

白馬亭で食べるランチ

 英語がもっと出来れば、メニューを見て1つ1つ聞けばいいのでしょうが、何しろ3歳児の英語しか出来ないので聞いても理解できないと思い、悩んだ挙句「いつもの、お薦め」に決め、雨も降り続いていることだし、ゆっくり食事をしました。

ヴォルフガング湖を行く船上から撮った湖畔の村

 このヴォルフガング湖は、ハルシュタット湖より大きいからなのか、水は透明感があって綺麗で、お天気がよければもっと透明度があるのではと思いました。

ザンクト・ヴォルフガングの街の通りの様子

 この周りにはお土産物屋さんがいっぱいあるので、少し見て歩きながら、船着場に行くことにしましたが、探しているグムンデンの気に入ったコーヒーカップは見当たりません。

 すると、まだ20分ほど時間があるのに、すでにたくさんの人が並んでいて、その中に登山鉄道でいっしょになった日本人のご婦人のツアーの人達がいます。

 そうして、今度は船に乗り込んで、「空ている席は・・」と探すと、これまた登山鉄道でいっしょだった、(ドイツ語だと思う)を話されるカップルの隣の席になりました。

 日本人ツアーの方はザンクト・ギルゲンでチョコレート工場を見学して、また船でザンクト・ヴォルフガングへ帰られるそうで、外人のご夫婦は途中で下船されました。

 ザンクト・ギルゲンまでに3箇所ほど船着場に寄りますが、ホテルかレストランらしき建物が1つあるだけの船着場もあって、時間がゆるせば、観光化していない所で泊まるのもいいかなーと思いました。

ヴォルフガング湖畔の町並み

 この移動はバスでなくて、湖もきれいし、写真によくあるザンクト・ヴォルフガングの町も船のほうが良く見えたと思うので、船にして良かったと思いました。

 今回私たちはザンクト・ヴォルフガングから船に乗りましたが、シャーフベルク登山鉄道駅の前からも乗船できます。

ザンクト・ギルゲン

 ザンクト・ギルゲンの船着場周辺はザンクト・ヴォルフガングに比べて観光化されていなくて雨のせいか、ちょっと寂しささえ感じます。

 そこそこ大きな船にいっぱいだった乗客は途中で降りたようで、ここまで乗ってきたのは、私たちと日本人ツアー十数人とあと十名ほどの外人の方だけです。

 ツアーの人達はチョコレート工場の見学に行かれるそうで、ここでご婦人と別れ、 私たちのする事は、ここからザルツブルグへはバスで帰るので、バス亭探しです。

 ハルシュタットへ行くときに止まったバスの記憶は、バス亭は広い道にあった事、湖から離れていたこと、そばに黄色い建物があったことだけです。

 それで、湖から離れるように坂道を上がって行きながら、お土産屋さんをチェックしていると、娘が乗っているのと同じ車種で同じ色の車を見つけたので、写真を撮ったりしました。

ザンクト・ギルゲンの街の住宅

 何度もかきますが、オーストリアはどの町も、バスで通る道沿いの家でも、バルコニーやテラスの有る家には花があって、国民性なのか国が指導しているのか分りませんが、本当にかわいくて綺麗な国です。

 この町も例にもれずステキで、ザルツカンマーグートの拠点になる町らしいけれど、雨のせいか観光客は私たちとツアーの人達だけのように感じました。

 さて、バス亭探しですが、太い道、太い道と選びつつ、だいぶん湖から離れましたがバス亭を見つけられません。

 ふと見ると、前のビルに“Polizei”の看板がでているのでさっそく中に入ってみましたが、オフィスがありません。

 階段があるので上がっていくと、2階に“Polizei”と書かれたドアがあったので、そのドアをノックをしましたが返事は無く、ドアには鍵もかかっているので仕方なく外にでました。

ザンクト・ギルゲンのロープーウェーのパンフレット

 それから、ほんの少し登ると太い道に出ましたが、右へ行くべきか左へ行くべきかと悩んでいると、かわいい女性を見かけたので尋ねると、ほんの数十メーター先だと教えてくれました。

 もし、これを読まれて同じようにバス停を探されるなら、近くにはロープーウェーの乗り場があるので 、ロープーウェーを目印に歩いて来るといいですよ。

 バスの時間までまだ間があるので、天気が良ければロープーウェーに乗るのもいいのですが、やめにして、引き換えしてグルムデンの食器を探すことにします。

 バス亭から一番近いお店でやっと見つけましたが、私がイメージしていたのとは違っているし、コーヒーカップは2客無くて、ティーカップにしましたが、娘が気に入るかどうか微妙ですが、これでやっと娘のお土産が買えました。

ザルツブルク

ザンクト・ギルゲンのバス停留所

 ザンクト・ギルゲンのバス亭には電光掲示板があって次に来るバスの表示があり、待合所もあって椅子が何脚かありますし、トイレもあります。

 待っている間、ここから乗るのは私達だけかなと思っていましたが、バスが来る5分ほど前になると、ちらほら人が集まりだして、10人ほどになっていいて、バスも時間通りにやって来ますし、きっちりしたお国柄なのでしょうね。

ザンクト・ギルゲンからザルツブルクまでのチケット

 乗って運転手さんから切符を買うと、ザンクト・ギルゲン(16:05発)からザルツブルク(16:57着)まで(1人6.20ユーロ)で、前日に分っていたので、中央駅まで乗らずにホテル近くの市役所前で降りました。

 「夕食はどうしようか?」となりましたが、今日は寒く、疲れたので早くお風呂に入りたい気分なので、バス亭前にある、ホットドック屋さんでホットドッグを買って帰りました。

 ホテルでチェックインの時、先日帽子を忘れたことを伝えると「探しておきます。」と答えてくれました。

 今日のホテルもシェラトンです。

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